横浜市港北区でテラスハウス(6軒分)の屋根塗装工事を行いました。
きっかけは、所有者の一人であるH様からのお問い合わせを受けてお見積もり対応させていただきました。テラスハウスのため、オーナー様は複数いらっしゃり、何社か相見積もりとなりました。
比較後に「工事内容と費用面」で各オーナー様から好感を頂きまして、弊社で工事のご依頼を受けました。
今回は、そのテラスハウス屋根(6軒分)の塗装を行った施工事例をご紹介します。
屋根の劣化状況
屋根は全体的にコケや汚れが発生しており、ひび割れも数か所ありました。
軽度の経年劣化のため、補修と塗装によるメンテナンスで仕上げています。
コロニアル屋根塗装の施工事例
屋根塗装工事を行うため、仮設足場を設置していきます。
屋根材に付着しているコケや汚れを高圧洗浄で綺麗に洗い流していきます。
高圧洗浄後の状態です。コケや汚れが取れると表面が白くでてきます。
汚れが残っていると塗料の密着が悪くなるため、高圧洗浄はとても重要な作業となります。
今回の塗料は「日本ペイントのファインシリコンベスト」を使用していきました。
まずは、下塗りに「一液ベストシーラー」を塗っていきます。
本塗りの「ファインシリコンベスト」と屋根材の密着を高めるために塗っていきます。
その後、屋根材の重なり合う隙間に「タスペーサー」を取付けていきます。
このタスペーサーは、隙間が塗料で塞がってしまうのを防ぐために行います。
隙間が塞がってしまうと、毛細管現象で内部に雨水が入ってしまった場合、水の抜け道が無いため雨漏りの原因となってしまいます。そのため、このタスペーサーも重要な役割を果たしています。
平行して、ひび割れ箇所の補修を行っていきます。
ひび割れの大きさによって塗料だけでは隙間が埋まらないこともあり、そのまま補修せずに塗装を行うとそこから雨水が侵入してしまいます。
そのほか、強度が低下して屋根材が剥がれる原因にもなるため必要な作業工程となります。
下地調整完了後、屋根材の中塗りを行っていきます。
中塗りでは、本塗り材のファインシリコンベストを塗っていきます。
中塗りが乾いた後に、上塗り作業としてもう一度ファインシリコンベストを塗って仕上げていきます。
本塗り材を2回塗ることで色がしっかりと入り、塗膜に厚みが出来るため、耐久性はもちろん綺麗な仕上がりとなります。
細部まできちんと仕上げて完了となります。
屋根塗装のビフォーアフター
工事期間は、4日間の作業でした。
汚れた屋根から、劣化する前の綺麗な美観に戻りました。
最後に
スレート屋根材は経年劣化により、コケや汚れによる美観の低下、ひび割れや浮きによる機能の低下などの不具合が発生します。
塗装は、悪くならないように保護するためのものなので、既存の塗膜が劣化してきたら不具合が出る前に早めの塗装が推奨されます。
10年以上屋根のメンテナンスされていない場合は、一度屋根点検をご検討してみてください。