横浜市南区のN様邸にて、瓦棒屋根の塗装工事を行いました。
N様邸の屋根は、旧塗膜の剥がれ、錆による劣化が進行していました。
施主様は、今までご自身で塗装工事をされていましたが、錆止めを入れないで、ウレタン系の塗料を1回だけしか塗られていなかったそうです。
DIY施工がご趣味というのは良い事ではありますが、適切な施工を行っていかなければ雨漏りの原因になることもありますので注意が必要です。
今回は、塗膜の剥離があまりにもひどいため、ご相談をいただき、対応致しました。
その施工事例をご紹介いたします。
瓦棒屋根の劣化状況
下地調整や下塗り材を入れてませんので、表面の塗膜がボロボロと剥がれてきていました。
塗膜が剥がれた箇所は鉄板のため、赤錆が発生しています。
また、屋根材も古くなってきていたため、心木が腐り、野地板も劣化していました。
現状では雨漏りがありませんが、近い将来は錆の進行が進み屋根材に穴が空き、雨漏りの原因になってきます。
本来であれば、屋根の張替えが望ましいですが、ご予算の都合で補修と塗装を行っていきます。
施工事例
2人で半日以上かけて、旧塗膜のケレン下地調整と補修を丁寧に行いました。
この下地調整をしっかりと行っていかないと、すぐに塗膜が剥離してきます。
その後、下塗りに錆止めを塗っています。
錆止め塗布後、中塗り、上塗りと計3回塗りで仕上げていきました。
工事期間は、2人作業にて2日間の作業でした。
工事のまとめ
今回は、とくに下地調整に時間を要しました。
ホームセンターで、間違った塗料を購入して使用してしまったり、下地調整をしっかりと行はないと数年で剥離してしまいます。
出来ればご自身で施工される場合は、知識をしっかり得てからの作業をお勧めいたします。
また、劣化が進んだ屋根材は、塗装が難しい場合があります。
そのため基本的には葺き替え工事をご提案させていただくことが多いです。
塗装を行う場合は、瓦棒屋根は劣化スピードが早いので小まめなメンテナンスが必要不可欠です。
使用材料・保証期間
今回の使用塗料は日本ペイントのファインルーフSIを使用しています。
屋根塗装の保証期間は5年間となりますが、状況により保証が出せない場合もあります。