横浜市西区のS様邸にて、屋根カバー工事を行いました。
隣家で工事中に屋根材が剥がれているのに気づきいたのでお伝えしたところ、そのまま修理のご依頼をお受けしました。
今回は全体的にひび割れや欠け、劣化がみられたため、屋根カバー工事で仕上げていきました。
ここでは、その施工事例をご紹介します。
屋根材の劣化状況
屋根材のひび割れを確認しました。何箇所かひび割れており、これが悪化すると割れて落下してしまいます。
部分的に欠けている箇所がありました。
屋根材が一枚剥がれているのを確認しました。釘が効いていないため、そのまま落下してしまいます。
棟板金材の釘浮きを確認しました。何箇所か釘が抜け落ちている箇所もあり、そのままでは強風で剥がれ飛んでしまうリスクがあります。
屋根カバー工事の施工事例
カバー工法（重ね葺き）は、既存の屋根材をそのまま残し、棟板金や雪止めだけ解体してそのまま新しい屋根材を上部に葺いていきます。
棟板金等を解体した後は、既存の屋根材に防水シート（タディスセルフ使用）を張っていきます。
次に新しい役物（唐草、水切り、谷）を各種取付けていきます。
役物取付け後に、新しい屋根材を葺いていきます。
新しい屋根材には「ニチハアルマ」を使用していきました。アスファルトシングルという屋根材で、軽量で耐久性に期待が出来ます。
新しい屋根材の張上げ後、新しい棟板金を取付けていきます。
下地には、樹脂製の下地材を使用しています。
取付けた下地材に棟包みをカバーしていきます。
並行して換気棟も棟部に取付けていきます。
棟板金を仕上げ、最終確認と清掃を行ったら屋根カバー工事の完了となります。
屋根カバー工事のビフォーアフター
工事期間は４日間でした。
屋根カバーを行うことで、美観はもちろん、長期間屋根を守ることが出来ます。
最後に
化粧スレートは経年劣化により、ひび割れや剥がれの原因となります。放置すると雨漏りの原因にもなるため、不具合を発見したら早めの修理やリフォームをおすすめいたします。
とくに台風や地震などの自然災害が発生した後は注意が必要となります。
定期的に屋根を点検して、屋根の状況を把握しておくことも大事となります。
