横浜市保土ヶ谷区で雨樋の交換工事を行いました。
2018年1月頃の雪の影響で水漏れが発生したため、火災保険を利用して交換を行っています。
強雨時には、玄関上の軒樋から滝のように雨水が落ちてくるため、生活に支障が出ているようです。
そんな軒樋と同時に竪樋を交換した手順について紹介していきます。
軒樋の被害状況
雪の影響で、軒樋に負荷がかかり、集水器(排水口)と反対側が下がっていました。
そのため逆勾配となり、反対側に雨水が溜まってしまい、大雨時にそこから水漏れしていたようです。
現地調査時にも水が溜まっており、被害状況ははっきりとしていました。
施工事例
2Fの軒樋や竪樋を交換する際には、仮設足場が必ず必要となります。
今回は雨樋を全て交換したので、全体的に足場を組みましたが、状況によって部分的に足場を組んで行う事もできます。
まずは、既存の軒樋を吊り金具から外して解体撤去していきます。
吊り金具も一緒に撤去して新しく交換していきます。
既存の軒樋を解体後、新しい吊り金具を取付けていきます。
水糸を使って、勾配を計り、破風板にビスで固定していきます。
吊り金具取付後、新しい軒樋を設置していきます。
商品は、積水化学工業の「アーバントップ Σ90」を使用しました。
シンプルなデザイン性で、洋風のお宅にマッチした雨樋です。
色は、「クロ、シンチャ、ホワイト、ウォームベージュ、ティンバーブラウン、アーバングレー」があります。
今回は、「クロ」を使っています。
吊り金具に、アーバントップを固定して設置していきます。
同時に、集水器も取付けていきます。
金具は内吊りで、リブ形状の改良によって、雨や風はもちろん、積雪による影響が軽減されています。
軒樋の取付後、竪樋を設置していきます。
でんでん(固定金具)を壁に差込み、竪樋を固定していきます。
雨樋の取合いには専用の接着剤を塗って、固定しています。
集水器と排水管に竪樋をつなげていきます。
軒樋、竪樋の取付完了後、「最終確認と清掃」を行い、仮設足場を解体して工事が完了します。
工事期間は、解体から新設まで「1~2日」程度で完了します。
工事のまとめ
雨樋は積雪の影響で歪みが出やすく、水漏れが発生すると快適な住まいに影響を及ぼします。
また、水漏れした箇所が外壁などの隙間に入り込み、雨漏りするケースも稀にあります。
このようなケースもあるため、雨樋の不具合は、あまり放置せずに早めに修理や交換がおすすめです。
積雪被害、または台風による不具合であれば、火災保険が適用されるので、加入している保険会社に確認してみましょう。