横浜市神奈川区のH様邸にて、火災保険で雨樋を新しく交換しました。
築16年目のお宅で、雨樋が経年劣化と雪害による影響を受けておりました。
逆勾配になっていたり、雨樋の割れた部分から水漏れをしていました。
今回は、屋根リフォーム工事と一緒に雨樋の交換を行っています。
劣化状況
雪の重みで、雨樋に負荷がかかり継ぎ手の部分が下がっていました。
下がった継ぎ手部分に水が流れてしまい、そこに水や汚れが溜り大雨時はオーバーフローしている状況です。
また、雪の重みで継ぎ手が割れて、そこからの水漏れも発生しています。
今回は、自然災害による影響のため、火災保険を利用して工事を行っています。
雨樋交換の施工事例
まずは、既存の雨樋の解体撤去を行っていきます。
経年劣化の影響で、解体中に雨樋がバリバリと割れてしまいました。
劣化した軒樋の金具も撤去していきます。
軒樋の金具を撤去したら、その部分の塗膜が剥がれてしまうため、タッチアップ塗装をしていきます。
雨樋の金具とタッチアップ塗装の完了です。
次に、新しく軒樋の金具を取付けていきます。
軒樋の金具は、水糸を張って勾配を計測して、順々に軒樋の金具を取付けていきます。
軒樋の金具の設置後に、新しい角樋を取付けていきます。
商品は、「ダンラインエクセルDL55」を使っています。
軒樋と一緒に集水器も取付けていきます。
屋根の水切りから落ちる雨水の水漏れが無いように金具を調整して取付けていきます。
軒樋の次は、縦の金具(でんでん)を取付けていきます。
縦の金具を取付けたら、丸樋を取付けていきます。
今回は、丸の樋ですが角の縦樋もあります。
縦の樋も取付けを行ったら、雨樋交換工事の完了です。
工事の期間は雨樋の長さにもよりますが、1日~2日程です。
今回の工事では2日間の工事でした。
工事のまとめ
雨樋の素材は塩ビがほとんどですが、日焼けによって色あせて、経年劣化により割れたりします。
そのため、雨樋のメンテンナンスは「築20年」過ぎてきたら交換の目安に入ります。
雨樋の交換を行う場合は、「屋根リフォームや外壁塗装」と一緒に交換を行っていったほうが足場代が2重でかからずに済みお得です。
また今回の事例のように、屋根に雪が積もった場合、雨樋に負担がかかり歪んだり、傷みます。
自然災害では、「足場の組立解体」、「雨樋交換」が保険で出来るため費用がかかりません。
まだ、雪害での保険も適用される場合がありますので、雪の影響で雨樋に不具合が生じた場合にはご連絡いただければ点検調査に伺いますのでお気軽に轍建築までご相談ください。