横浜市磯子区のM様邸にて、雨樋の部分交換を行いました。

ベランダ真上の雨樋から雨水の漏れが発生していたので、今回修理をさせていただきました。

雨樋の劣化状況

 

屋根の構造上の歪みで雨樋の真ん中が下がってしまい、そこに雨水が集中し雨漏れが起きていました。

強い雨の時には、滝のように水が流れるため騒音が発生します。

また、外壁のひび割れ箇所に雨水が集中するため、そこに雨水が入り込みやすく、内部を傷める原因にもなっています。

雨樋取付け箇所の破風の部分が歪んで下がってしまうと、新規で雨樋を取付けてもしっかり勾配がとれません

そのため、雨樋交換の前に新規で破風板の取付けも行っていきました。

 

雨樋修理の施工事例

 

既存の雨樋と金具の解体撤去を行って清掃していきます。

 

 

新規破風板を取付けるための、木下地を新設していきます。

高さをつけて、勾配を取りやすくするためです。

 

 

新規で破風板(ラワン材)の取付けを行っていきます。

 

 

破風板を取付けたら、その上にガルバリウム板金を巻いていきます

破風板金を行い、破風板を雨水から保護します。

 

 

板金の設置後に、水糸を使用して雨樋の金具を取付けていきます。

 

 

金具の取付が完了したら、新規の角樋を設置していきます。

金具に角樋をはめ込んでいきます。

 

 

高さが少ないのでヒョットコを使用して、新規竪樋を取付けて屋根に流していきます。

各部雨樋用のボンドで固定して、竪樋先端を銅線で固定して完了となります。

 

 

工事期間は、2人で半日の作業でした。

 

工事のまとめ

 

今回は、雨樋の経年劣化もそうですが、屋根(破風板)の構造上の歪みによる雨樋修理の対応でした。

建物が老朽化してくると、雨樋の劣化もそうですが構造物も歪んだりします。

屋根の歪み以外にも地盤の影響で建物が下がって、雨樋が逆勾配になり雨漏れが発生するケースもあります。

その場合の対処法としては、排水管の新設や今回のように破風板を新設して勾配がとれるスペースを確保して対応していく方法があります。

排水管を新設するよりは、破風の新設の方が費用面で抑えられます。(m数や状況にもよります)

また、雨樋の交換の目安はおよそ「20年~30年」ほどです。

30年ほどすると、割れたり歪んだりしてくるので交換がおススメとなります。

2Fの雨樋交換は仮設足場が必要となりますので、屋根リフォームや外壁塗装を行う際に一緒に行うと良いです。

そのため、雨樋も計画的に塗装や交換をしていくことが大事となります。

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