横浜市港南区のO様邸にて、屋根葺き替え工事を行いました。
既存の屋根材には「かわらU」が葺かれており、剥がれやひび割れなどの欠陥がみられたため、その修理のお問い合わせを受けて対応させていただきました。
「かわらU」は既に廃盤で全体的に不具合がでていたため、全面の葺き替えを行っていきました。
ここでは、その施工事例をご紹介します。
屋根の劣化状況
かわらUのノンアスベストタイプとなります。
表面が剥がれやすく、ひび割れも発生しやすい屋根材です。
非常に脆いため、劣化した「かわらU」の上を歩行すると簡単に割れてしまいます。
屋根葺き替え工事の施工事例
大屋根
まずは既存のかわらUを解体していきます。
解体後に新しい木下地（構造用合板12mm）を張っていきます。
木下地張り後、その上に防水シート（改質アスファルトルーフィング）を張っていきます。
防水シート張り後、新しい屋根材を張っていきます。
新しい屋根材は伊藤忠建材のオークリッジスーパーを使用していきました。
軽量で保証年数も長く、おすすめの屋根材の一つです。
屋根材張り後、中央に棟板金を取付けていきます。
棟板金は樹脂製下地を使用し、そこにビスで留めで仕上げています。
棟板金取付け後、清掃と確認を行い、大屋根葺き替え工事の完了となります。
下屋根葺き替え
２階屋根と並行して、１階の下屋根も葺き替えていきます。
既存の瓦を解体していきます。
構造用合板を張っていきます。
防水シートを張っていきます。
２階同様に新しい屋根材を葺き、壁際を仕上げていきます。
壁際はコーキングで防水処理していきます。
コーキング施工後、清掃と最終確認を行い、下屋根の葺き替え工事も完了となります。
屋根葺き替え工事のビフォーアフター
工事期間は７日間でした。
屋根を葺き替えることで、屋根の美観が良くなり、不具合も改善できました。
最後に
アスベストの入っていない「セキスイのかわらU」は強度が低く割れやすい屋根材です。また、劣化すると表面がぼろぼろと剥がれてしまう欠陥品となります。
放置すると、雨漏りの原因や剥がれ落ちてしまう原因となるため、劣化がみられたら早めにメンテナンスをおすすめ致します。
メンテナンス方法は、割れやすく剥がれやすいので塗装はできず、葺き替え一択となります。
葺き替え工事は予算もかかってしまうので、計画的に考えてメンテナンス時期もご検討ください。
