横浜市保土ヶ谷区のH様邸にて屋根葺き替え工事を行いました。
強風の影響で、マンサード屋根部のコロニアルが破損してしまったため、その修理の依頼を受けて対応させていただきました。
今回は、破損個所以外にも全体的にひび割れが多く、屋根材が傷んでいたため葺き替え工事を行ってます。
ここでは、その施工事例をご紹介していきます。
屋根材の劣化状況
マンサード屋根(腰折れ屋根)の部分は、風の影響を受けやすく、剥がれるリスクが高くなります。
H様邸でも、その影響で割れて破損してしまいました。
そのほかの箇所でも、細かなひび割れが多く、割れや剥がれるリスクが高まります。
屋根葺き替え工事の施工事例
上屋根
仮設足場を設置して屋根工事を行っていきます。
まずは、棟板金を解体していきます。
その後、既存のコロニアル屋根をすべて撤去していきます。
その上に、新しい構造用合板(12mm)を全面に張り上げていきます。
構造用合板の張り上げ後、新しい防水シートを張っていきます。
(翌日、大雨・強風予報がでていたため、貫き板で養生を補強を行ってます)
防水シート施工後、各種役物を取付けていきます。
役物取付け後、新しい屋根材を張っていきます。
新しい屋根材は、アイジー工業のスーパーガルテクトを使用しています。
同時に雪止め金具も取付けていきます。
スーパーガルテクトを張り終えたら、棟板金を仕上げていきます。
下地には、樹脂製のタフモックを取付けています。
下地のタフモックに棟包みをビス留めして取付けます。
棟板金の取合い部には、コーキングを行って防水処理していきます。
最終確認と清掃を行い、上屋根の施工は完了です。
下屋根
同様に、下屋根の葺き替えも行っています。
既存の屋根材を剥がしていきます。
構造用合板を張り上げます。
防水シートを張り、新しい屋根材(スーパーガルテクト)を張っていきます。
外壁との取合いには、雨押え板金を取付けて仕上げていきます。
こちらも最終確認と清掃を行い完了です。
屋根葺き替え工事のビフォーアフター
上屋根
![大屋根施工前](https://wadachi-kenchiku.com/wp-content/uploads/2021/09/IMG_4681-300x225.jpg)
![大屋根施工後](https://wadachi-kenchiku.com/wp-content/uploads/2021/09/c01573d51adcb9cc40405741f8fdeb11-300x225.jpg)
下屋根
![ベランダ側屋根施工前](https://wadachi-kenchiku.com/wp-content/uploads/2021/09/IMG_4686-300x225.jpg)
![ベランダ屋根仕上がり](https://wadachi-kenchiku.com/wp-content/uploads/2021/09/fb940b3be29c8049c1dfd0c0de7841ff-300x225.jpg)
工事期間は、5日間の作業でした。
工事中に雨が降りましたが、慎重に施工を行い、問題なく完了しました。
最後に
屋根材は、雨風の影響を受けやすく、日々ダメージを受けています。
今回のように、屋根材の破損やひび割れが目立ってきたら、屋根リフォームをおすすめします。
葺き替え工事以外も、カバー工法や屋根修理後の塗装という施工方法もあります。
予算や劣化状況に合わせて、どのように仕上げていくのか選択できます。
どの施工方法にしても、大事なのは放置せずに早めに対処することです。
気づくと雨漏りしていたというケースにならないように、注意していきましょう。