横浜市神奈川区のM様邸にて屋根カバー工事を行いました。
化粧スレート屋根材の上に、ガルバリウム鋼板材を重ね葺きして仕上げています。
ここでは、その施工事例をご紹介します。
屋根材の劣化状況
中央にある板金材の釘が浮いているのが目立ちました。
経年劣化の影響で、棟板金の留め釘が緩み抜け落ちてきます。
コケや汚れが発生していました。屋根材が雨水を吸収している証拠で、ひび割れの原因となります。
屋根カバー工事の施工事例
まずは既存の棟板金と雪止め金具を解体していきます。
化粧スレート屋根はそのまま残していきます。
棟板金の下地も解体して、屋根を清掃していきます。
次に防水シートを張っていきます。防水シートは、「田島ルーフィングのニューライナールーフィング」を使用していきました。
ニューライナールーフは、高耐久のルーフィング材で、約30年の耐用年数と言われる高級品質となっています。
長期間の耐久を期待する場合は、このルーフィングシートがおすすめです。
防水シート施工後、新しい屋根材を張っていきます。新しい屋根材には、「ニチハの横暖ルーフ」を使用していきました。
高耐久の屋根材で、メーカー保証が「塗膜15年、赤錆20年、穴あき25年」となっています。
横暖ルーフを葺き上げ後、新しい棟板金を取付けていきます。
棟板金の下地には樹脂製のタフモックを使用していきました。
棟包みをつけて、屋根カバー工事の完了となります。
屋根カバー工事のビフォーアフター
工事期間は、仮設足場2日間、屋根カバー工事3日間の計5日間の工事でした。
屋根カバー工事を行うことで、美観や耐久性向上はもちろん、屋根機能も向上するメリットの多い屋根リフォームとなります。
工事のまとめ
屋根リフォームの施工方法は、「塗装」、「カバー工法」、「葺き替え」とあります。
今回行ったカバー工法は、塗装よりも耐用年数が高く、葺き替えよりもコストが抑えられる、費用対効果の高い工事です。ですが、屋根の重さや古い屋根材が残る点がデメリットとなります。
工事を行う際には、屋根カバー工法に適した屋根なのか点検が必要とはなります。
屋根カバー工法は、費用対効果の高い工事ですが、デメリットもありますので、よく検討しての工事をおすすめ致します。