横浜市港北区のS様邸にて、屋根カバー工事を行いました。
昨年の台風の影響で、棟板金が剥がれてしまいお問い合わせを受けて対応しました。
棟板金以外にも、屋根全体的に劣化していたため、屋根カバー工事を行っていきました。
商品は、アイジー工業の「スーパーガルテクトフッ素」でカバー(重ね葺き)を行っています。
その施工事例をご紹介します。
屋根の被害状況
昨年の台風で、棟包みが飛ばされてしまったようです。
こちらは、火災保険を申請して適用されたため、その保険金分で工事を行っています。
棟包みが剥がれた箇所以外にも、複数箇所で棟板金の釘浮きがみられました。
今回の台風では、問題ありませんでした、次の強風でどうなるかわかりません。
さらに、年数に応じた屋根材の劣化もありましたので、全体的に屋根カバーを行ってリフォームしていきます。
屋根カバー工事の施工事例
上屋根カバー工事
剥がれた箇所以外の棟板金をすべて剥がして撤去していきます。
解体後は、屋根が汚れますので、しっかりと清掃も行っていきます。
棟と同時進行で、雪止め金具も撤去していきます。
棟と雪止めの解体後、新しく上から防水シートを張っていきます。
軒先に唐草板金を取付けていきます。
端部のケラバに水切り板金を取付けていきます。
ここから、新しい屋根材を張っていきます。
新しい屋根材の「アイジー工業のスーパーガルテクトフッ素」は、ガルバリウム鋼板材の中でも断熱材付きで、とても耐久性の高い商品となります。
さらにメーカー保証も、「変褐色・赤錆:20年」、「穴あき:25年」と手厚いです。
そのスーパーガルテクトフッ素を軒先から棟まで張り上げていきます。
張り上げ後、棟の下地(タフモック)を取付けていきます。
棟の下地に新しい棟包みをビスで留めていきます。
棟包み取付け後、防水処理を行い、清掃を行って上屋根は完了となります。
下屋根カバー工事
続いて、下屋根のカバー工事も行っていきました。
壁取り合いの雨押え板金ちと雪止め金具を解体して、防水シートを張っていきます。
その後、上屋根と同じ商品のスーパーガルテクトフッ素を張っていきます。
壁取り合いには、下地のタフモックを取付けます。
雨押え板金を仕上げて、清掃を行い下屋根も完了です。
工事のまとめ
工事期間は、約4日間の作業でした。
昨年の台風で横浜市も大きな被害を受けました。
とくに、棟板金の剥がれによるお問い合わせが、全体の半分以上を占めていたと思います。
この棟板金は、10年前後で釘が浮き始め、15年を超えると災害で剥がれるリスクが高まります。
剥がれ飛んでしまうと、近隣の方のご迷惑となりますし、そこから雨漏りするケースもあります。
このようなリスクを無くすためにも、屋根は定期的に点検や修理そして、リフォームを行っていきましょう。