株式会社ディートレーディングから販売されている、自然石粒付鋼板のディーズルーフィングという屋根材シリーズがあります。
現在は、ガルバリウム鋼板を超えた耐久性能に意匠性、保証期間などから注目が集まりつつあります。
屋根リフォームの葺き替え工事やカバー工法などで、使用される頻度はまだ少ないですが、これからどんどん普及してくると商品だと思います。
そんな、ディーズルーフィングの屋根材の種類や特徴についてご紹介していきたいと思います。
ディーズルーフィングの種類
ディプロマットスター
ディプロマットスターは、とてもシンプルで美しいデザイン性のため、どのような外壁材でも合います。
カラーバリエーションは明るいものからシックなものまで種類が多く、また単色ではなく斑になっているためデザイン性をより一層際立たせます。
ディーズルーフィングの種類の中では一番安価な費用設定なっています。
[本体規格]
寸法:「1350mm×405mm」重量:「6kg/㎡」勾配:「2.5寸勾配以上」
[カラー]
オニキス、テラコッタ、エバーグリーン、カフェ
エコグラーニ
エコグラーニは、直線的でシンプルなデザインで、表面が凹凸になっています。
ディプロマットと同じ位の価格帯で、人気の高い商品です。
[本体規格]
寸法:「1350mm×435mm」重量:「6kg/㎡」勾配:「2.5寸勾配以上」
[カラー]
オニキス、ティートグレー、グリーン、カフェ
クラシックタイル
クラシックタイルは、表面に無数の石粒が広がっており、建物をエレガントに彩ります。
釉薬(うわぐすり・ゆうやく)を使用しており、水の侵入や凍害も防ぐ事ができ、褐色や変色も少なく汚れも付着しにくいという特徴があります。
そのため、長期にわたってキレイな美観を保つことが可能です。
また、朝・昼・夜にて屋根材の色の表情が変わり、違いを楽しむこともできます。
[本体規格]
寸法:「1320mm×408mm」重量:「6kg/㎡」勾配:「2.5寸勾配以上」
[カラー]
シャーウッドグリーン、モンテカルロ、サンタフェ、チャコール
ローマン
ローマンは、他の直線的な屋根材とは違い、S字瓦調が特徴で曲線のデザインが美しく、建物を格式高く昇華させます。
結婚式場や老人ホームなどで多く使用されています。
[本体規格]
寸法:「1320mm×465mm」重量:「6.6kg/㎡」勾配:「2.5寸勾配以上」
[カラー]
ネロ、モスブラウン、タスカニー
ディーズルーフィングの特徴
メーカー30年保証
ジンカリウム鋼板に自然石粒をコーティングした、高耐久性の屋根材であり、メーカー保証がとても手厚いです。
30年も保証が出来るのは、それだけ耐久性能に自信がある証拠です。
見た目以上に軽量
ディーズルーフィングの屋根材は、一見重たそうなイメージがありますがとても軽量です。
㎡で「約6~7kg」で、現在最も普及しているスレート屋根(コロニアル㎡で約「18kg」)よりも軽量なのです。
地震などの揺れに強く、耐震性の向上にもつながります。
遮熱効果・遮音性が期待できる
ディーズルーフィングの自然石粒付鋼板は、熱を和らげて雨音を抑える性能が期待できます。
その他にも、「優れた耐風性能、防火性能、防水性能」を発揮していきます。
施工業者が伝えるメリット・デメリット
なんといっても、高耐久性能の屋根材でメンテナンスコストが削減できる点に関しては、とても優れていると思います。
屋根リフォームでカバー工法や葺き替えを行った場合に、そこから30年以上メンテナンスをしなくて良いため、とてもランニングコストに優れていると思います。
また、遮熱性、意匠性もありおススメできる商品です。
ですが、他の屋根材と比較して少し高価な点と、屋根の勾配が「2.5寸以上」ないと使用がでないところがデメリットです。
ただ、ガルバリウム鋼板との費用差はほとんどなく、現在では屋根勾配が「2.5寸未満」のところはほとんどありませんので、デメリットも何を目的とするかによってあるようでないです。
屋根リフォームの際には、是非ご検討材料の一つとしてお考えになってみてください。