屋根の裏側にある突き出ている天井部分の事を軒天井(のきてんじょう)といい、雨や風から建物を守る大事な役割を果たしています。
そんな軒天ですが、「雨や風」、「紫外線」などの影響で劣化が進み、ベニヤ部分に「シワ」ができたり、「穴が空いたり」してしまいます。
穴が空いてしまうと、そこから「小動物の侵入(ハクビシン他)」、「ハチの巣」や「鳥の巣」ができる原因となるため、放置できない箇所です。
軒天の施工方法は「張替え」と「カバー」があり、予算や劣化状況によって変わります。
このページでは、軒天張替え工事を行う目安や「施工手順」、「施工事例」について掲載していますので、是非ご参考にしてください。
軒天張替えとカバー工事の違い
■張替え
古いベニヤ・ケイカル板などをすべて解体して、新しくベニヤを張る方法
■カバー
古いベニヤ・ケイカル板などをそのまま残して、上から新しいベニヤを増し張りする方法
費用面では、「カバー」の方が解体する手間と処分費がかからないため、コストが抑えられます。
ですが、カバーの場合には厚みがでてしまうため、部分的な施工には不向きというデメリットがあります。
また、あまりにも剥がれや下地の劣化が酷い場合はカバーで仕上げることができないため、張替え一択となります。
軒天工事(張替え・カバー)を行う目安
表面のしわ
軒天ベニヤの表面にしわが出てきます。
軒天のしわの原因は、屋根か破風板から水がまわっている可能性があります。
この状態が出た後に塗装をしてもシワは消えませんので、綺麗にする場合は軒天工事が必要があります。
表面の剥がれ
穴あき
表面のベニヤが剥がれると、腐食して穴が空いてきます。
穴の隙間から内部に動物や虫等が入ってしまいます。
また、強雨の際は、雨漏りの原因にもなりますので、軒天工事が必要です。
軒天張替え工事の施工手順
軒天張替え工事の施工事例一覧
軒天張替え工事NAVI
最後に
実際の施工では「2F以上の軒天」を作業する場合、足場が必要となってきますので、他の部分の工事と一緒にメンテナンスされるのが効率的です。
また、自然災害で剥がれた場合には、火災保険が適用されますので、そちらも保険会社さんにご確認してみてください。