横浜市南区のT様邸にて雨樋交換工事を行いました。
約2年前の屋根に積もった雪の重みで、雨樋に負荷がかかり、割れや歪みを起こして水がしっかり流れなくなっていました。雨の時には、滝のように雨水が落ちるため騒音問題となります。
今回は雪害の影響という事で、火災保険が適用されたため、その費用で雨樋の交換を行いました。
ここでは、その施工事例をご紹介します。
雨樋の劣化状況
雨樋が逆勾配となり、雨がやんでも雨水が溜まった状態でした。
雨の日は、ここから雨水がオーバーフローしていました。
そのほか雨樋の歪みで、雨漏れしている箇所もありました。
ちょうど玄関上の雨樋のため、玄関入口の上から雨水が落ちてきて施主様もお困りでした。
今回は、全体的な傷みがありましたので、ぐるりと一周の雨樋を交換しています。
雨樋交換工事の施工事例
既存雨樋と金物、集水器を全て解体撤去していきます。
その後、水糸にて勾配を確認して新規金具の取付を行っていきます。
金具の取付けが完了しましたら、新規の軒樋と集水器を取付けていきます。
使用材料は一般的な「エスロンの丸樋と縦樋」を使用しています。
色は新茶で和風の家に合うデザインです。
その後、縦樋を取付けて、細かい継ぎ手部分を接着ノリで固定していきます。
最後に、雨樋に水を流して、問題なく流れるのかを確認して完了となります。
下屋根の雨樋取付けも完了です。工事期間は2日間の作業でした。
基本的に雨樋交換工事は1日作業ですが、m数が多いと2日かかります。
工事のまとめ
雨樋は不具合を起こすと、オーバーフローによる騒音問題や外壁や付帯部などに雨水があたり続けて、素材の腐食や雨漏りが発生してしまうケースもあります。
そのようなケースを防ぐためにも、気づいたら早めの修理やメンテナンスを行っていきましょう。
自然災害の影響で被害を受けた場合は、火災保険で修理を行うことが出来ます。ただし、加入している保険内容や被害状況によっては、保険適用されないケースもありますので、保険会社に確認が必要となります。
被害からあまり時間(2年以上など)が経つと、適用されない事例も多いので早めの相談がおすすめです。
雨樋交換工事のことや、火災保険のことについてご不明点等ありましたら、お気軽に轍建築にお問い合わせください。無料でお見積り・点検調査を行っています。