横浜市青葉区のY様邸にて、瓦屋根の修理を行いました。

工事内容は、棟瓦の積み直しと、漆喰の補修工事を行っています。

劣化状況

 

経年劣化により屋根漆喰が劣化して、強風や地震の影響で棟瓦が崩れていました

瓦が数枚割れてしまい、このまま放置すると雨漏りの原因になってしまいます。

 

 

崩れた箇所以外にも、漆喰が劣化して剥がれてきています。

表面がぼろぼろと剥がれ落ちていました。

 

 

棟瓦の銅線も、ところどころ切れていました。

銅線が切れたり、漆喰材の劣化は棟が崩れる原因となります。

棟の崩れを防ぐためにも、全体的に屋根の修理を行っていく必要があります。

 

施工事例

棟瓦の積み直し

 

既存の崩れたのし瓦を一旦撤去してから、新しい漆喰材で土台を作ってその上にのし瓦を積んでいきます。

新規の漆喰材は、シルガード(南蛮漆喰)を使用しています。

 

 

のし瓦を積んで、その上に南蛮漆喰を盛っていくという手順を繰り返していきます。

 

 

のし瓦を計3段積み上げたら、最後に丸瓦を設置して銅線で巻き上げて固定していきます。

 

 

鬼瓦のまわりも南蛮漆喰で仕上げています。

 

 

そのほか、銅線が切れていた箇所も新規で巻き上げて固定していきます。

 

漆喰補修工事

 

三日月部分の漆喰補修を行っていきます。

既存の劣化した剥がれた漆喰を取り除き下地を整えていきます。

しっかりと下地調整をしないと、新しい漆喰材の密着性が低下して、剥がれやすくなってしまいます。

 

 

養生を行って、南蛮漆喰を塗り固めていきます。

シルガード(南蛮漆喰)の色は、シロとクロがありまして、今回はクロ色を使用しています。

 

 

棟の見切り部の漆喰が剥がれ落ちて、内部がみえている状態です。

雨水が侵入して、内部を傷める原因となります。

 

 

見切り部にも、しっかりと南蛮漆喰を塗って補修していきます。

 

 

棟の積み直しをと、漆喰の補修を行い完了です。

工事の期間は、2人作業で1日で仕上がりました。

 

工事のまとめ

 

瓦の屋根は、耐久性に優れており、瓦自体の寿命は「30~40年」と言われています。

ですが、棟瓦の詰め物の漆喰や銅線などは劣化して瓦の崩れ雨漏りなどを引き起こすこともあるので注意が必要となります。

また、とても重量があって地震などの影響を受けやすく、大きな地震の際には不具合が生じやすいというデメリットもあります。

このようなことを防ぐためにも、定期的に点検と状況に応じて屋根修理を行っていくことがとても大事です。

とくに、「漆喰や銅線、瓦のずれ」などを気を付けてみていきましょう。

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