横浜市南区のM様邸にて、雨漏り修理を行いました。
雨が降ると、一階和室天井から雨漏りするというお問い合わせを受けて対応させて頂きました。
点検を行うと、上のバルコニー部分のモルタルから雨漏りしていたため、屋根カバー工法で修理していきました。
ここではその施工事例をご紹介します。
雨漏りの状況
1階天井に雨染みができています。雨が降るとポタポタ雨水が落ちてくる状況です。
雨漏りの原因を調べていくために、目視調査と散水調査を行っていきました。
バルコニー全体に1~2時間散水して調べていきます。
散水調査後、バルコニーのモルタルと屋根になっている部分の取合いから雨漏りしているのを確認しました。
屋根部分はアスファルトシングル屋根に防水施工された状況で仕上がっていました。ですが、年数経過の影響で各種隙間などが生じ、劣化が進んでいました。
そのため、次回以降の被害も防ぐために劣化している箇所はまとめて施工していきました。
雨漏り修理(接着工法)の施工事例
既存のアスファルトシングルの上に耐火野地板を張っていきます。
耐火構造の建築物でしたので、耐火野地板を使用しています。
次に防水シート(タディスセルフ)を張っていきます。緩い勾配のため粘着性のあるシートを使用していきます。
防水シート張り後、新しい屋根材を接着工法で張り上げていきます。釘を使わずに専用のコーキングで接着させていきます。
釘を使わないため、釘穴からの雨漏りリスクを無くします。
モルタルとの取合いには、コーキングを打ち防水処理していきます。
ここまで仕上げたら再度、散水調査を1~2時間行っていきます。
雨漏りが止まったことを確認して、各種役物を仕上げていきます。
モルタルとの取合いには、雨押え板金を取付けてコーキング処理を再度行って仕上げていきます。
全体的に最終確認と点検を行い問題が無ければ清掃して完了となります。
雨漏り修理のビフォーアフター
工事期間は4日間でした。
屋根を全体的に仕上げることで、新旧の継ぎ目からの雨漏りリスクを防げますし、今後の雨漏り対策にもなります。
最後に
バルコニーまわりは、屋根に続いて雨漏りしやすいポイントです。複雑な構造になっているほど、劣化したときに雨漏りが発生しやすいです。
雨漏りを放置すると、内部腐食やシロアリ、漏電などの2次被害の可能性があるので、早めの対処が必要となります。