屋根施工前

 

町田市のT様邸にて、屋根葺き替え工事を行いました。

瓦屋根が古くなり、割れやずれが目立ってきたため、お問い合わせを受けて対応させて頂きました。

今回は劣化した瓦材を撤去して、新しく縦葺き屋根を葺いていきましたのでその施工事例をご紹介します。

屋根瓦の劣化状況

漆喰の劣化

 

壁際の雨水を防ぐための漆喰が剥がれ落ちていました。

 

屋根材の割れ

 

そのほか、瓦材が割れて破損していました。部分的に差し替えすることもできますが、現状割れやすい状態で下地の野地板や防水シートの劣化も目立っていたため、全体的な葺き替えを行っていきました。

また、瓦屋根は重さがあるため、年数が経過した場合は軽量屋根材への葺き替えが推奨されます。

屋根の重さは地震に影響するのか?

 

屋根葺き替え工事の施工事例

瓦撤去

 

まずは、既存の瓦材と桟木を撤去していきます。

 

断熱材取付け

 

次に断熱材を施工していきました。

新しく取付ける金属屋根は瓦屋根に比べて遮熱効果や遮音性が劣るため、夏は暑く、雨音なども響きやすくなります。そのため断熱材を取付けてその欠点を補います

 

構造用合板張り

 

断熱材取付け後に構造用合板を張っていきます。この木下地に新しい屋根材を取付けます。

構造用合板について詳しくはこちら>>

 

防水シート張り

 

防水シート(改質アスファルトルーフィング)を張っていきます。

 

屋根葺き替え仕上がり

 

その上に新しい縦葺きの金属屋根材を葺いて仕上げていきます。

縦葺きは横葺きと違い、雨漏りリスクが低く、シンプルな仕上がりとなります。

縦葺き屋根と横葺き屋根のメリット・デメリットについてはこちら>>

 

屋根葺き替え工事のビフォーアフター

 

■施工前屋根施工前
■施工後屋根施工後

工事期間は4日間でした。

屋根葺き替え工事を行うことで「瓦や漆喰、下地材」の不具合もなくなり、、雨漏りリスクが無くなります。

また美観も良くなりました。

 

最後に

 

瓦屋根は、耐久性が高いと言われていますが、30年以上40年近くにもなるとさまざまな不具合が生じます。

瓦材のずれや割れ、漆喰の剥がれ、野地板・防水紙などが劣化して、雨漏りリスクが年々高まります。

また、瓦材は重量があるため、地震の揺れにより建物の老朽化に比例してその影響も大きくなります。

このようなことから、30年以上経過してきたらまずは屋根の点検と、必要であれば「葺き替え工事または葺き直し工事」の検討をおすすめ致します。

屋根葺き直し工事についてはこちら>>

 

轍建築では、町田市で屋根修理・屋根リフォームを行っています。屋根で気になることがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。小さな工事からも承ります。