横浜市旭区のY様邸にて、屋根カバー工事を行いました。
工事を行った経緯は、近くで工事をしている人に「棟板金が浮いている」と声を掛けられたそうで、その後弊社がお問い合わせを受けて対応させていただきました。
屋根点検を行うと棟板金の浮きが一箇所と、既存の屋根材がコロニアルNEOという商品で、全体にひび割れが入っていたため、Y様には屋根カバー行工事のご提案を致しました。
ここでは、その施工事例をご紹介します。
屋根の劣化状況
屋根材が全体的にひび割れて傷んでいました。
この屋根材の上を歩くと割れやすいため、塗装によるメンテンナンスはおすすめできません。
ところどころ欠けている箇所もありました。
屋根カバー工事の施工事例
屋根カバー工事を行うため、まずは仮設足場を設置していきます。
屋根工事作業に入ります。
まずは、既存の棟板金を下地から解体していきます。
雪止め金具も、グラインダーを使い、撤去します。
役物解体後、防水シートを全面に張っていきます。
防水シート張り後、各種役物を取付けていきます。
軒先には唐草を取付けていきます。
端部には、ケラバ水切りを取付けていきます。
谷部には、谷板金を取付けていきます。
壁部取合いに、雨押さえ板金を取付けます。
各種役物取付け後に、新しい屋根材を張っていきます。
新しい屋根材は、旭ファイバーグラスのリッジウェイを使っています。
棟板金の下地には、腐食しない樹脂製のタフモックを取付けていきます。
タフモックに棟包みを取付けてコーキングで仕上げて完了です。
屋根カバー工事のビフォーアフター
上屋根
![大屋根施工前](https://wadachi-kenchiku.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_4230-300x226.jpg)
![大屋根施工後](https://wadachi-kenchiku.com/wp-content/uploads/2021/10/8a91e3ddbc4f93a7c4be57346fc4ae3c-300x225.jpg)
![南面施工前](https://wadachi-kenchiku.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_4231-300x225.jpg)
![南面施工後](https://wadachi-kenchiku.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_4748-300x225.jpg)
飾り煙突
![飾り煙突板金取り合い](https://wadachi-kenchiku.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_4247-300x226.jpg)
![飾り煙突板金仕上げ](https://wadachi-kenchiku.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_4738-300x225.jpg)
![飾り煙突施工前](https://wadachi-kenchiku.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_4688-300x224.jpg)
![飾り煙突板金カバー](https://wadachi-kenchiku.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_4737-300x226.jpg)
飾り煙突の天端部も、ガルバリウム鋼板材をカバーして仕上げました。
既存板金に構造用合板を張り、唐草を取付けて、板金を巻いています。
下屋根
![下屋根施工前](https://wadachi-kenchiku.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_4246-300x225.jpg)
![下屋根仕上がり](https://wadachi-kenchiku.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_4724-300x225.jpg)
雨押え板金の下地にもタフモックを使用しています。
壁部との取合いはコーキングで仕上げています。
最後に
工事期間は、4日間でした。
コロニアルNEOは、ひび割れがでやすく塗装不向きな商品です。
この屋根材の場合は、カバー工事でのメンテナンスをおすすめします。
使用材料は、リッジウェイで比較的単価も安価で軽量の耐久性の良い商品です。
メンテナンスをご検討中の方は、是非参考にしてみてください。