劣化した屋根

 

横浜市神奈川区のM様邸にて屋根カバー工事を行いました。

施工した屋根は、片流れ形状の化粧スレートです。

今回は、外壁塗装と一緒に施工で、屋根に関しては将来的なランニングコストを抑えるために、塗装ではなくカバー工事で施工を行っています。

新しい屋根材は、旭ファイバーグラスのリッジウェイを使用しました。

その施工事例をご紹介させていただきます。

屋根の劣化状況

割れている屋根材

 

施工する前は、経年劣化によって細かい割れが数か所ありました。

 

釘浮き

 

屋根材の中でも重要な役割である各種板金材の釘も全体的に浮いていました。

釘が浮くと、板金材が浮いて剥がれてしまう原因になってしまいます。

 

コケが生えた屋根

 

化粧スレート本体は、コケや汚れで表面が劣化していました。

 

屋根カバー工事の施工事例

仮設足場の設置

 

外壁塗装で使用した仮設足場に昇降機を掛けて、作業の準備を行っていきます。

 

防水シート張り

 

各種準備完了後に、屋根カバー工事に入っていきます。

まずは、屋根に新しい防水シート(アスファルトルーフィング)を張っていきます。

 

スターター取付け

 

防水シート張り上げ後、軒先やケラバに水切りを取付け、その上に新規屋根材を張っていきます。

軒先には、スターターシングルを張りだします。

商品は、旭ファイバーグラスのリッジウェイです。

 

屋根材本張り

 

リッジウェイを順々に張っていきます。

 

雪止め取付け

 

同時に、雪止め金具も取付けていきます。

 

リッジウェイ仕上がり

 

全体的にリッジウェイを張り上げ、棟部分に板金を取付けて完了です。

 

壁取り合い仕上げ

 

下屋根部分の仕上げ入りです。

壁際は、取り合い部にコーキングを行い、塗装で仕上げています。

 

屋根カバー工事のビフォーアフター

 

■上屋根ビフォー上屋根ビフォー
■上屋根アフター上屋根アフター
■下屋根ビフォー下屋根ビフォー
■下屋根アフター下屋根アフター

工事期間は、4日間でした。

リッジウェイをカバーするメリットは、屋根材の中では単価が安く、軽量であり、洋風なお宅では意匠性に優れた仕上がりになるという点です。

また、耐久性も30年近くはメンテナンス不要とも言われており、メーカー保証も10年間となっています。

カバー工事(重ね葺き)なので、既存の屋根材を撤去する費用や処分費がかからないので、予算を抑えられます。

予算を抑えて屋根リフォームを行いたいという方に選ばれている屋根材と工法となります。

 

工事のまとめ

 

屋根も年数が経つと、コケや汚れが目立ち、防水効果も低下します。

そのため、定期的にメンテナンスを行う必要があります。

今回のように外壁塗装と一緒にメンテナンスを行ってあげると、足場代をまとめることができ予算を抑えられるのでおすすめです。

また、施工方法も塗装ではなく、カバー工法を行う事で将来的にランニングコストも抑えられますので、選択肢の一つとしてご検討ください。