横浜市南区のY様邸にて瓦棒屋根の葺き替え工事を行いました。

施工主様は以前から屋根材の錆びが気になられており、お見積もり依頼を受け対応させていただきました。

現地調査を行い、お見積り内容は塗装と葺き替え工事と2パターン作成しましたが、屋根材も古く雨漏りもしていたため葺き替え工事をおススメさせていただきました。

ここでは、瓦棒(トタン)から立平ロックに葺き替えた事例をご紹介します。

屋根材の劣化状況

ym11

 

トタン部の錆による腐食心木の腐食がありました。

トタンは錆びやすく、塗装では8年ごとがベストな屋根材です。

20年以上メンテナンスされておりませんでしたので、塗装を行ってもすぐに剥離してしまうためおススメできません。

 

ym12

 

屋根材が一部剥がれている箇所を確認すると、内部の下地が腐食して湿っていました。

軒天に雨染みが出来ており、ここから雨漏りしていました。

 

施工事例

2

 

既存のトタン(鉄板)と心木を解体撤去していき屋根面の清掃を行っていきます。

 

ym1

 

その後、新しく構造用合板「12mm」を増張りしていき、防水シート(改質アスファルトルーフィング)を張っていきます。

※強風であったため、防水シートが飛ばされないように、木材で仮固定を行っています。

 

ym2

 

防水シート張り後、軒先に唐草を取付けていきます。

 

ym3

 

屋根中央に棟板金用の下地を取付け、新しい屋根材(ガルバリウム鋼板)を張り上げていきます。

使用材料はセキノ興産の立平ロックを使用しています。

 

6

 

屋根中央に、貫板と棟包みを取付けて、コーキング処理を行い完了です。

工期は、3日間の作業でした。

 

工事のまとめ

 

古い屋根材の全撤去と、傷んでいた下地の補修を行い、ガルバリウム鋼板屋根に交換を行っていきました。

トタンから金属に変わったことで、耐久性が大幅に向上しています。

今回は屋根勾配があまりなかったため「縦葺き」ガルバリウム鋼板で仕上げましたが、屋根材の種類はたくさんあります。

断熱材が入っている金属屋根や軽量瓦、自然石粒が付いた金属屋根もあります。

屋根リフォームを行う際には、耐久性ももちろん大事ですが、新しいい屋根材の「美観や性能」なども比べてご検討してみてください。

屋根葺き替え工事TOP>>