横浜市南区のY様邸にて瓦棒屋根の葺き替え工事を行いました。
屋根材の錆が年々悪化してきていたため、その修理のお見積もり依頼を受け対応させていただきました。
現地調査を行い、お見積り内容は塗装と葺き替え工事と2パターン作成しましたが、屋根材も古く、雨漏りもしていたため葺き替え工事で施工を行っていくお話となりました。
ここでは、瓦棒(トタン)から立平ロック(金属)に葺き替えた事例をご紹介します。
屋根材の劣化状況
トタン部の錆による腐食や心木の腐食がありました。
トタンは錆びやすく、塗装を8年ごとに行うのがベストな屋根材です。
20年以上メンテナンスされておりませんでしたので、下地の状態が悪く塗装を行ってもすぐに剥離する可能性が高い状態でした。
そのほか、一部屋根材が剥がれている箇所を確認すると、内部の下地が腐食して湿っていました。
軒天に雨染みが出来ており、ここから雨漏りしていました。
屋根葺き替え工事の施工事例
まずは、既存の瓦棒屋根(トタン)を解体撤去していき屋根面の清掃を行っていきます。
その後、新しく構造用合板「12mm」を増張りしていき、防水シート(改質アスファルトルーフィング)を張っていきます。
※強風であったため、防水シートが飛ばされないように、木材で仮固定を行っています。
防水シート張り後、軒先に唐草を取付けていきます。
屋根中央に棟板金用の下地を取付け、新しい屋根材(ガルバリウム鋼板)を張り上げていきます。
使用材料はセキノ興産の立平ロックを使用しています。
屋根中央に、貫板と棟包みを取付けて、コーキング処理を行い完了です。
工期は、3日間の作業でした。
工事のまとめ
古い屋根材の全撤去と、傷んでいた下地の補修を行い、ガルバリウム鋼板屋根に張替えを行っていきました。
トタンから金属に変わったことで、耐久性が大幅に向上しています。
今回は屋根勾配があまりなかったため「縦葺き」のガルバリウム鋼板で仕上げましたが、屋根材の種類はたくさんあり、断熱材が入っている金属屋根や軽量瓦、自然石粒が付いた金属屋根もあります。
屋根リフォームを行う際には、耐久性ももちろん大事ですが、新しいい屋根材の「美観や性能」なども比べてご検討してみてください。