横浜市鶴見区のM様邸で屋根葺き替え工事を行いました。

9月9日に上陸した「台風15号の影響で屋根が剥がれたため」、お問い合わせを受けて対応致しました。

今回は、剥がれ飛んでしまった箇所だけ部分的に葺き替えていき改善しています。

台風の被害状況

 

既存の屋根材は「トタン屋根」でした。

トタン屋根は、錆びて腐食すると、強風などで剥がれやすくなります。

こちらのM様邸も、下地から腐食が進んでおり、木材(心木)も剥がれ飛んでいました。

 

 

材料の発注等やその他の現場もあり、直ぐに対応できません。

ですが、このままでは雨漏りしてしまうので「ブルーシートで養生」をさせていただきました。

養生を行い、後日作業に入っていきます。

 

屋根葺き替え工事の施工事例

 

屋根工事の着工です。(約数週間後)

まずは、既存の中途半端に剥がれている屋根材(トタン)を解体撤去していきます。

 

 

トタン解体後に腐食した野地板(杉板)も一緒に解体していきました。

 

 

野地板の解体後、しっかりと屋根の清掃を行っていきます。

その後、下地を作っていきます。

まずは新しくベニヤを張っていきます。

 

 

ベニヤ張り後、防水シートをタッカーで留めて、張っていきます。

防水シートは、「改質アスファルトルーフィング」を使用しています。

 

 

防水シートを張った後、軒先や端部に唐草板金(からくさ)を取付けていきます。

 

 

唐草新設後、新しい「心木」を取付けていきます。

 

 

下地作りが完了したら、新しい屋根材を張っていきます。

新しい屋根材は、GL鋼板を使用しています。

現場で、GL鋼板(ガルバリウム)を加工していきます。

 

 

加工したGL鋼板を心木の間に張っていきます。

 

 

GL鋼板は、心木に釘留めして固定していきます。

 

 

細部を加工調整しながらGL鋼板を張っていきます。

 

屋根本張り

 

その後、心木をGL鋼板でカバーして、釘留めしていきます。

 

 

屋根平部の取付けが完了したら、中央部に棟板金(むねばんきん)を取付けていきます。

まず、木下地を取付けていきます。

 

 

木下地取付後、棟包み(GL鋼板)をビス留して取付けていきます。

 

 

棟板金の取付け後、最終確認と清掃を行って完了です。

 

 

今回は、部分的な葺き替え(張替え)のため、既存と同様に心木を入れた「瓦棒屋根」で仕上げていきました。

工事期間は、2人作業で一日で仕上げています。

 

工事のまとめ

 

突発的な自然災害で、トタン屋根が剥がれる被害は続出しています。

劣化して古くなると、鉄部の錆や木下地の腐食によって、剥がれやすくなってしまうのです。

そのため、急なトラブルを防ぐためにも「10年以上経過」してきたら、トタン屋根の点検やメンテンナンスをおすすめします。

また、今回は部分的な葺き替えでしたが、予算が合えば全体的な葺き替えがベストです。

他の箇所も同様に経年劣化しているため、次回の台風で剥がれてしまう可能性が高いためです。

もちろん予算の兼ね合いがありますので、全体的な施工が難しい方も多いです。

そのため、計画的に予算の準備を行い屋根のメンテナンスをご検討してみてください。

 

轍建築では、横浜市鶴見区はもちろん、横浜市・川崎市全域で屋根葺き替え工事を行っています。

屋根のことで、気になることやご不明点等ありましたら、お気軽に轍建築までご相談ください。

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