施工前の屋根

 

横浜市神奈川区のS様邸にて、屋根カバー工事を行いました。

6月の大雨時に「雨漏り発生」のご連絡を受け、その修理の対応させていただきました。

今回は、雨漏りの改善はもちろん、全体的に劣化も目立っていたため「屋根カバー工事」を施工する形となりました。

ここでは、その施工事例をご紹介します。

屋根材の劣化状況

屋根材の劣化

 

過去に何度か塗装によるメンテナンスをされていたようですが、年数も古く「塗膜の色褪」せや「コケや汚れ」が目立っていました。

 

棟板金の劣化

 

棟板金の劣化も進んでおり、釘で何度か補修されている状況でした。

 

ブルーシート養生

 

室内の天井雨漏り箇所のちょうど上にある屋根部分から雨漏りしていたため、工事までブルーシートで養生をさせていただきました。

 

屋根カバー工事の施工事例

棟包み解体

 

まずは、中央にある棟板金(むねばんきん)を解体していきます。

 

貫板解体

 

棟板金の下地の貫板も解体していきます。解体後は、木くず等をきれいに清掃していきます。

 

防水シート張り

 

棟板金解体後、防水シートを張っていきます。

防水シートの種類について詳しくはこちら>>

 

屋根材本張り

 

新しい屋根材を張っていきます。

新規屋根材は、旭ファイバーグラスのリッジウェイを使用しました。リッジウェイは、アスファルトシングル材で「軽量で耐久性も高く」、「洋風デザインの意匠性の高い」屋根材です。メーカー保証も10年ついています。

アスファルトシングルについて詳しくはこちら>>

 

棟下地取付け

 

新規屋根材の施工後、棟板金を取付けていきます。

下地には樹脂製のタフモックを使用しています。樹脂のため腐食しないので長期耐久性を期待できます。

棟板金の下地の種類について詳しくはこちら>>

 

棟包み取付け

 

下地に棟包みを取付けて完了となります。

 

屋根カバー工事のビフォーアフター

 

■施工前施工前の屋根
■施工後屋根仕上がり
■施工前屋根材の劣化
■施工後屋根カバー施工後

工事期間は4日間で完了しました。

屋根カバー工事を行う事で、雨漏り改善はもちろん、屋根材の耐久性、美観も向上しました。

 

最後に

 

築年数が経過すると屋根の雨漏りリスクは年々高まります。万が一雨漏りした場合には、そのまま放置せずに早めの修理をおすすめします。そのままでは、「漏電」や「木部の腐食」、「カビの発生」などの不具合が生じてしまうためです。

屋根からの雨漏り修理では、部分的な施工も行えますが、全体的に経年劣化が目立ってきた場合には今後のことも考えて施工を行った方が屋根に良いですし、将来的なランニングコストも抑えられます。

屋根から雨漏りが発生して、屋根修理をお考えの方は「屋根カバーによる全体的な修理」も一つの選択肢としてご検討してみてください。