仮設足場

 

屋根修理工事の見積書に必ず含まれている作業用の足場。もちろん足場を組むにはちゃんとした理由があるからなのですが、費用は数十万と高額になりやすいものです。

そのため、「屋根の修理に足場は本当にいるの?」「なくても工事ができるんじゃないの?」なんて思う方もいるのも当然です。

しかし実は、屋根修理工事で足場を組むことは施主側にとってもメリットがあります。

見積書だけでは分からない、そんなメリットについて解説していきます。

足場があるから施工の質が高くなる?工事期間も短縮され、費用の削減も可能!

屋根修理

 

屋根修理工事は「屋根に上がってしまえば作業できる」と思われがちですが、そうではありません。

屋根の修理を正確に行うためには、屋根の隅から隅まで何度も行き来しなければならないのです。

「瓦一枚だけ交換」という場合や「トタンやスレート瓦の補修」だけの場合には施工店によっては対応してくれるかもしれません。

ですが、軒先が絡む工事「棟板金交換」、「屋根材差し替え・補修」、「漆喰補修」、「屋根張替え」、そのほかの「破風交換・板金」、「軒天張り替え」、「雨樋交換」は必要です。

上記したのは一部ですが、とくに細部を丁寧に作業して行くには、施工するスタッフの安定した姿勢が欠かせません。

つまり足場があることで不安定にならず、本来の技術をふんだんに発揮することができます。

そのため質の高い屋根の修理ができるのです。

しかも施工スタッフが自由に行きたいところに行けるため、作業がスムーズに進みます。

こうして作業効率が上がることで工期が短縮され、人件費など工事費用の軽減も期待できるのです。

見積書では足場の費用が高額に見えます。

しかし、その足場を含まなければ工事期間は延びるだけではなく、さらに工事の質も低下してしまうかも知れないことも覚えておきましょう。

 

足場の設置で廃材の飛散を防止!ご近隣トラブルへも回避できる?

屋根塗装

 

屋根や外壁など住宅の修理工事におけるご近隣トラブルは、実は少なくありません。

そうした工事は外での作業になりますので、周辺住民になんらかの影響があるのです。

ご自分の家の周辺で行われている工事を思い出してみてください。

金属がぶつかる音や金づちで叩く音はもちろん、ドリルでネジを締める音、施工スタッフの話す声、工事に使う車が道を防ぐといったようなトラブルに発展しそうな要因がいくつか思いつくはずです。

それに加え、屋根修理では雨漏りなどを調べる際に水を使った検査(散水調査)をすることもあります。

もちろん施工スタッフは注意して行いますが、汚れた水が周囲に飛び散ってしまうこともあるのです。

ただし、こうした検査のときも足場があると違います。

飛散シートを張ることで、余計な水分が飛び散らないようにできるからです。

もちろん検査だけではなく、修理前に屋根を洗浄するために高圧洗浄を用いるときも飛散シートが役立ちます。

また修理したあとに塗装をするときなどにもペンキの飛散を防止することができ、さらには工事の際に飛び散る細かなゴミやホコリなども、周囲に飛散させることはないのです。

屋根修理の工事自体はご自分の住宅を守るためのものです。

しかし、近隣に迷惑をかけてしまうと、そのあとの長い間、険悪な状態が続いてしまうこともあります。

こうした問題を未然に防ぐためにも、実は足場の組み立ては役立っているのです。

 

屋根修理は常に転落の危険あり!足場の作業床を設置しないと法律違反の恐れも?

足場板

 

人生のうちに屋根に上って何かの作業をした人はいるでしょうか?

中には雪下ろしやアンテナの調整などで何度か上った人がいるかも知れませんが、そんなに頻繁に屋根に上がる、という人はいないでしょう。

地域によっては、最近は地面と平行な陸屋根も多くなってきましたが、まだまだ屋根に傾斜がある切妻屋根や片流れ屋根、招き屋根などが多いものです。

そうした屋根はやはり転落などの可能性が潜んでいます。

ニュースなどでも度々報道されますが、転落すると死につながることもあります。

屋根の上での作業はそれだけ危険が伴うものなのです。

もちろん、屋根修理は専門の施工スタッフが行うケースがほとんどです。

しかし「猿も木から落ちる」です。安全を第一に考えると、足場を組まずに屋根修理工事を行うことはほとんどないのです。

さらに専門的なことを言えば、足場を組まないで屋根の工事を行った場合、法律違反となることもあります。

厚生労働省令の「労働安全衛生規則」第518条には「事業者は、高さが2メートル以上の箇所(作業床の端、開口部等を除く。)で作業を行なう場合において墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、足場を組み立てる等の方法により作業床を設けなければならない。」と明記されています。

平屋でも屋根は2メートル以上のところにあるもの。

小規模な修理であれば高層ビル工事のときに使うようなブランコや高所作業車などを用いるケースもありますが、通常の屋根修理足場を組まないと作業できないのが一般的といっていいでしょう。

現代はコンプライアンス(法令遵守)に対する目も厳しくなっています。

法律に則って、安全に屋根の修理工事を提案してくれる業者を選ぶようにしてください。

 

まとめ

 

住宅のメンテナンスや修理にはある程度の費用がかかるものです。そのため足場にかかる費用が気になるという方も少なくありません。

しかし、足場を組むことによって、「工期が短くなる」、「安全に工事ができる」、「丁寧な作業ができる」などのメリットがあることも理解いただけたのではないでしょうか。

屋根の修理をするのはご自身が所有する愛着のある住宅や、運営しているアパートです。

それなら、足場を組んで行う安全で質が高い工事を選んだほうが、その後も安心して住めるというものですよね。