川崎市宮前区のT社様にて、雨樋交換工事を行いました。
雨樋は雪の影響を受けており、火災保険の雪害で申請が通り、その保険費用で工事を行っています。
そのほか雨樋交換と一緒にシャッターBOXの塗装も行ったので一緒にご紹介していきます。
雨樋の劣化状況
雨樋に泥や枯葉などがたまっていました。
泥の部分に雑草が生えて、重量が増しています。
雪害の影響で、雨樋が下がり止め金具が外れていました。
また、雨樋が歪んで逆勾配になっていました。
本来とは逆方向に雨水が流れるので、大雨時に雨水の漏れが発生します。
雨樋交換の施工事例
まずは、既存の雨樋を全撤去して処分していきます。
解体後に、固定する金具を軒先に設置して、その金具に雨樋を取付けていきます。
使用材料は、角樋のダンラインエクセルDL55のホワイトを使用しています。
既存の金具は、雨樋の外側に取付けてありました。
雨樋の内側に金具を隠す形で取付けることにより、美観も良くなります。
軒先の雨樋設置後に集水器(上合)を取付けていきます。
しっかりと勾配計算をして水の流れを確認します。
集水器の取付け後に、縦の雨樋を取付けて完了です。
雨樋の解体から新規取付まで、長さによりもよりますが、1日~2日間で完了します。
シャッターBOXの塗装
雨樋と一緒に、錆が進行して傷んでいるシャッターBOXの塗装を行いました。
錆の放置は、穴あきの原因となるため早めのメンテナンスが必要となります。
※穴があいてしまった場合には、塗装では修繕できませんので、傷みが酷い場合には交換となってしまいます。
錆の箇所をワイヤーブラシなどでしっかりと下地調整を行い凹凸を無くして塗装に入っていきます。
下塗りに錆止めを入れていきます。
中塗りにウレタンを入れていきます。
上塗り(3回目)に仕上げにもう一度ウレタンを入れて完了となります。
錆の状態が消えて、シャッターBOXが綺麗になりました。
部分的な塗装作業は、乾きにもよりますが、1日~2日作業となります。
仕上がり完成です。
鉄部や木部は、状態が良ければ塗装するだけで美観が良くなります。
ですが、美観も大事ですが一番大事なことは、劣化を遅らせるという点です。
劣化が進むと錆びて、穴が空き、修復困難となり、綺麗にしたい場合には塗装よりも高額な費用となってしまいます。
そのため塗装を行い、素材を保護して綺麗な状態を長持ちさせていきます。
工事のまとめ
雨樋は、直接的には雨漏りなどの影響が出る箇所ではありませんが、長期間放置すると割れたり、自然災害で歪んだりして雨漏れを引き起こし快適な住環境ではなくなります。
自然災害の場合には、火災保険の対象となり、申請が通る場合がありますので加入している保険屋さんに問い合わせてみると良いと思います。
申請方法や火災保険の対象なのかわからない場合などには、お気軽に轍建築にご相談ください。
現地調査から申請方法まで無料でお伝えできます。
また、細かい部分的な塗装工事なども承っているので、お気軽にご連絡ください。