横浜市港北区のH様邸にて、屋根塗装工事を行いました。
今回は、築11年目で全体的なメンテナンス時期にきていたため、外壁と一緒に屋根の塗装を行っていきました。
コロニアル屋根材に無機塗料で仕上げていきましたので、その施工事例をご紹介します。
屋根材の劣化状況
屋根材には、細かいひび割れや釘浮き、汚れが出ており、屋根のメンテナンス時期に入っていました。
屋根塗装工事の施工事例
仮設足場を建て、まずは高圧洗浄(水洗い)を行っていきます。汚れた屋根材を綺麗に洗い流していく作業となります。
次に各種下地調整を行っていきます。
ひび割れた箇所にコーキング材で隙間を充填させていきます。ひび割れの幅によって、塗膜だけでは塞がらないこともあるため、ひび割れにはコーキングを先にやっていきます。
屋根の板金材を固定している釘は経年劣化で抜けてきます。
浮いてきた釘を打ち替えたり、打ち直して補修を行っていきます。
そのほか、屋根の継ぎ目部分に縁切り部材(タスペーサー)を取付けていきます。
塗膜で屋根材の継ぎ目が塞がってしまうのを防ぐため取付けます。
塗装前の下準備が整ったら、塗装作業に入っていきます。
まずは、下塗り材を塗っていきます。下塗り材は本塗り材と屋根材の密着を高めるために行っていきます。
下塗り後、本塗り材を塗っていきます。
材料は日本ペイントのグランセラベスト2液ファインを使用していきました。
無機塗料で非常に耐久性の高いグレードとなります。
本塗り材で中塗りを行っていきます。
再度、本塗り材で上塗りを行っていきます。塗装は計3回塗って仕上げていきます。
屋根材に塗料をしっかりと入れるため、3回塗っていきます。
最終確認を行い、屋根塗装工事の完了となります。
屋根塗装工事のビフォーアフター


工事期間は3日間でした。
屋根塗装を行うことで、美観と屋根材の耐久性が高まりました。
最後に
屋根材は劣化してくると、雨水を吸収してカビやコケ、ひび割れなどの不具合を起こします。
屋根塗装を行い、屋根材を塗膜で保護することで上記不具合から未然に防ぐことを目的としています。
注意点として、すでに割れてしまった屋根材などを直す工事ではなく、あくまで劣化を遅らせる工事となります。
そのため、悪くなってから行うのではなく、まだ悪くなる前に行うことでがベストです。
悪くなってしまった場合は「葺き替え」か「カバー工法」など別の選択をしなければなりません。
そうなる前に早めに屋根のメンテナンスの検討をおすすめいたします。