棟板金施工前

 

横浜市瀬谷区のN様邸にて、棟板金の交換工事を行いました。

訪問業者から、棟板金が浮いていると指摘を受けて、不具合にお気づきになったそうです。

その修理のご依頼を弊社が受けて対応させていただきました。

前回の屋根のメンテナンスから、まだ7年目という事でしたので、不具合のある棟板金だけを今回交換していきました。

その施工事例をご紹介いたします。

 

棟板金の劣化状況

釘打き

 

屋根の状況を確認すると、全体的な「釘浮き」がありました。

棟板金の浮きに関しては、釘を打つ場所が悪く、施工不良がもともの原因でした。

 

釘打ち

 

屋根の年数は「18年」近く、下地の貫板も劣化していました。

棟板金に浮きがあると、強風時に剥がれてしまうリスクがあります。

上記状況から、交換に適する年数や劣化状況のため、修理を行っていきました。

 

棟板金交換の施工事例

棟包み撤去

 

まずは、棟包み(板金材)の留め釘を取り除き、貫板から撤去します。

 

下地解体

 

次に、貫板も釘を取り除き撤去していきます。

この際に、屋根材が割れたりするため、しっかりと補修してから次の作業に進みます。

撤去後は、屋根も汚れるため清掃も行います。

 

タフモック下地

 

新しい下地材を取付けていきます。この下地は、樹脂製の素材のため腐食しません。

腐食による釘浮きや板金材の剥がれを防ぐことができます。

 

棟板金仕上がり

 

下地の取付け後、新しい棟包み(板金材)を取付けていきます。

素材は、ガルバリウム鋼板で錆びにくく耐久性も向上しています。

 

コーキング仕上げ

 

棟板金とその他の役物と取り合部には「コーキング」で防水処理を行い仕上げていきます。

その後、棟板金を清掃して、完成です。

 

棟板金交換のビフォーアフター

 

■ビフォー棟板金施工前
■アフター棟板金施工後
■ビフォー端部板金施工前
■アフターコーキング仕上げ
工事期間は、6mくらいでしたので、半日で完了しました。
屋根勾配もあまりなく、部分施工でしたので足場の設置は行っていません。

最後に

 

棟板金の下地は、木板(貫板)で施工されていることがほとんどです。木製なので、年数が経つと「腐食して、釘が緩み、板金材が剥がれてしまう事故」が多発しています。

屋根の天辺は、雨風が入り込んでしまうため、腐食が避けれません。

棟板金がみえる場合は確認して、異変を感じるようでしたら早めの修理をおすすめします。

また、20年を目安に棟板金を交換するのもベストです。棟板金の年数や状況を確認して、適切な時期にメンテナンスを行っていきましょう。