横浜市金沢区のO様邸にて、スレート屋根(コロニアル)の差し替えと、屋根塗装を行いました。
昨年の台風で、スレート屋根材が数枚剥がれてしまったため、お問い合わせを受けて対応致しました。
屋根勾配もあり、瓦修理を行うには「仮設足場が必要」で「屋根材も劣化」していたため、一緒に全体的な塗装を行っていきました。
その施工事例をご紹介します。
屋根の被害状況
台風による影響で屋根材が剥がれ飛んでいました。数枚ほど完全に剥がれて、防水シートが見えていました。
このままでは、防水シートを傷めて、「雨漏り」する可能性もあります。
そのほか、屋根材に「コケや汚れ、細かいひび割れ」がありました。
他の箇所も今回は大丈夫でしたが、次の台風や強風で剥がれてしまう可能性があります。
スレート屋根材の差し替えの施工事例
剥がれてしまった箇所に、新しいスレート屋根材を差し込んでいきます。
ビスや釘等で留めることができないため、コーキングで接着して取付けます。
谷部分は、化粧スレ―トの真物を加工して、コーキングで接着して取付けます。
ちなみに部分的な差し替えですと、「屋根材の色」が違ってしまい多少不自然になります。
ですが、今回は塗装を行うため、そのデメリットはなくなっています。
屋根塗装の施工事例
屋根塗装工事に入ります。
まず、長期にわたり溜まった汚れやコケを綺麗に洗っていきます。
屋根洗浄後、塗装を行っていきます。
まずは、下塗り(マイルドシーラーEPO)を塗っていきます。
屋根塗料は、「SK化研のヤネフレッシュSI(シリコン)」を使用しています。
下塗り後、「タスペーサー」という、縁切り用の役物を取付けます。
タスペーサー取付け後、中塗り(ヤネフレッシュSI)を塗っていきます。
仕上げに、上塗り(ヤネフレッシュSI)を塗っていきます。
今回は、施主様にご確認の上、3回塗りがわかりやすいよう「色分け」を行い塗装しております。
全体的に最終確認と清掃を行い完了です。
工事期間は、4日間で仕上げています。
工事全体のビフォーアフター
鉄部は、錆を磨いて(下地調整)塗装を行っています。
3回塗ることで、「塗膜の厚み」ができ、耐久性が向上します。
劣化状況によっては、4回塗りする箇所もあります。
工事のまとめ
化粧スレート屋根は、劣化すると「ひび割れ」します。
そのひび割れが起きると、台風や強風で剥がれ飛んでしまう原因となるのです。
それを防ぐために、定期的に「屋根修理」や「塗装」を行ってメンテナンスしていかなければなりません。
理想の周期は「10年」前後となります。
自然災害で、慌てないためにも早めのメンテナンスがおすすめです。