カーポートがあると悪天候の日に車の乗り降りにとても便利です。
このカーポートが、経年劣化や台風などで破損して修理が必要な場合、予算をどれほど見積もる必要があるでしょうか?
ここでは、カーポートの修理費用とその費用が割高になる理由についてご紹介していきます。
カーポートの修理費用はどれくらい?
カーポートの修理費用は、カーポートのどの部分を修理するかによって価格が違います。
「アクリル板」、「アルミ枠」、「支柱」の3つの部分的修理費用についてみていきましょう。
アクリル板のみ交換
カーポートの屋根部分にある、アクリル板は自然災害で破損してしまうことが多いです。
例えば、「台風などの強風、大雪が積る、雹が降る」などです
ほかにも強風で飛んできたものがぶつかって、アクリル板が割れる場合があります。
このような場合、アクリル板のみ交換して修理することが可能です。
アクリル板の交換:「2万円~」
アルミ枠の修理
カーポートの屋根部分のアクリル板のフレームである「アルミ枠」は軽い素材ですが、それと同時に曲がりやすいとも言えます。
強風や予期しない飛来物でアルミ枠が損傷してしまうと、カーポートの屋根部分全体のバランスが取れなくなるので、修理が必要です。
一部分の修理ですと安価ですが、同じ型のアルミ材がない場合、アルミ枠全体を交換しなくてはいけません。
アルミ枠の修理:「3万~15万円」
支柱の交換
支柱が何らかの衝撃で曲がってしまっていたり、カーポートそのものが揺れていたりするようであれば、支柱を交換する必要があります。
同様の材料があるようでしたら部分的に交換が行えます。
支柱の交換:「7万円~」
カーポートの修理費用が高い理由
カーポートの修理費用が、高額なように感じるかもしれません。
部分的な修理で、工期もそこまでかからないのにどうして単価が割高なのでしょうか?
アクリル板交換の場合
アクリル板を1枚交換するだけでも「2~3万円」かかります。
高いところだと、1枚「4万円」かかる施工店もあります。
理由として、アクリル板の材料費はそこまでかかりませんが、交換を行うために「移動や作業時間」を含めて半日から一日要してしまうため、人件費がかかってしまうからです。
そのため、逆に「1枚交換するのも5枚交換するのも」そこまで費用に変化がでず、枚数が多い方が割安感がでるでしょう。
支柱交換の場合
支柱の交換が必要な場合、支柱を一度掘り起こさなくてはいけません。
その後、屋根の部分を一度降ろしてから、新しい支柱を埋めます。
基礎の工事や解体に手間ががかかるため、修理費用も高額になります。
カーポートの修理は火災保険が使える?
結論から言いますと、カーポートの修理も火災保険の対象となります。
火災保険の「風災」という項目が含まれていることが必要ですが、自然災害(強風・大雪)で損傷した場合にその修理費用がまかなわれます。
しかし、損傷に至った原因が経年劣化によるものが大きい場合などは、保険屋さん判断で対象外となるケースもありますので注意が必要です。
また、カーポートの修理は少額工事が多いです。
保険会社によっては、20万円以上の工事でないと対象にならないケースもあります。
加入している保険会社によって保証内容が異なりますので、保険会社に連絡して確認が必要です。
まとめ
家だけでなく車を守る大切なカーポートも、経年劣化や自然災害によってメンテナンスや修理が必要になります。
そのまま放置してしまうと、保護する役目をするカーポートが、反対に車や家に損傷を与えてしまう可能性もあります。
そのため、カーポートの損傷を見つけたら、なるべく早めに修理をおすすめします。
修理費用は施工箇所や内容によって変わりますので、正確に知りたい場合は現地調査を行うしかありません。
轍建築では、無料で現地調査を行っていますので、気になる方がいましたらお気軽にご相談ください。