自然石粒付鋼板

 

自然石粒付鋼板とは金属板(ガルバリウム鋼板系)をさらに腐食しにくくした、ニュージーランドで開発された屋根材です。

金属鋼板上面に自然石粒層を持たせたものが自然石粒付鋼板で、近年日本でも普及しており、注目を集めています。

今回はその自然石粒付鋼板の特色についてまとめてみたいと思います。

自然石粒付鋼板とは?

自然石粒付の棟板金

 

自然石粒付鋼板は、基本的に海外から輸入して使用されております。

海外では、ガルバリウム鋼板と同等の「ジンカリウム鋼板」という材料に自然石粒をコーティングして仕上げられています。

(ジンカリウム鋼板は、ガルバリム鋼板と呼び名が違うだけで、ほとんど同じ材料です。)

これによりマット系のシックなデザインにすることができるとともにいろいろな特色を持つ屋根材となります。

メリット

 

自然石粒付鋼板の耐用年数は50年という大変優れた屋根材で、基本メンテナンスフリーです。

また自然石粒層を持たせたことにより、鋼板の欠点であった「雨音が響きやすい」点や「鋼板の熱伝導度が高く直射日光等により熱くなりやすい」欠点が改善されています。

石粒はさまざまに着色でき、西洋瓦風やスレート風等の形状も自由にできるため、デザインバリエーションも豊富です。

なお自然石粒が付いている分鋼板だけよりも重量が増しますが、「1平方メーター当たり1kg程度」だと言われています。

通常ガルバリウム鋼板屋根で「1平方メーター当たり6kg」ですから、自然石粒付鋼板で「7kg」です。

一般的にアスファルトシングルで「13kg」、スレート屋根で「18kg」、瓦屋根で「48kg」くらいと言われていますから、充分に軽い屋根だと言えます。

デメリット

 

鋼板ですので外部衝撃によりへこみやすい点はある以外では欠点が少ない屋根材ですが、多少費用が高くなってしまいます。

そのほか、断熱材が屋根材にセットで含まれていない点もすこしデメリットでしょう。

なお錆びにくいとは言っても金属板ですので、塩害がある海岸地方や工場地帯、幹線道路沿い等のばい煙や排気ガスで酸性物質が溜まりやすい地域では耐用年数も短くなるという点も注意が必要です。

 

自然石粒付鋼板は劣化する?

自然石粒付鋼板張り

 

表面の自然石粒が少し落ちることがありますが、品質上問題ないレベルだとされています。

ですが錆びに強い鋼板とは言え、絶対錆びないとは言えません

キズがあったり海岸地方で潮風が当たるとか、排気ガスや工場のばい煙が多い地区では錆びる可能性がゼロではありません。

表面が自然石で覆われているため錆びに気付きにくい場合があり、いつの間にか雨漏りしている場合もあります。

そのため地域によっては、定期的に点検した方がよいでしょう。

 

自然石粒付鋼板のメンテナンス方法

屋根の洗浄

 

ガルバリウムの屋根と同様で、自然石粒付鋼板水洗いが有効です。

目地やキズに酸性物や塩分が溜まると、そこから錆が出る場合があります。

特にいつもは水が流れない場所を重点的に水を流してやることがコツです。

また屋根裏に水蒸気の結露が起きやすいため、定期的に換気を行ってやるとよいと思います。

高耐久な屋根材なので、とくに塗装などのメンテナンスは必要ないとされてます。

 

まとめ

 

自然石粒付鋼板は、ジンカリウム鋼板というガルバリム鋼板と同等の材料に自然石粒をコーティングして仕上げられた新しい屋根材です。

耐久性が高く遮熱性もあり、意匠性に優れた屋根材です。

自然石粒付鋼板は耐用年数50年(保障30年)と言われていますので、瓦屋根同様のメンテナンスフリーです。

しかも鋼板は瓦のように割れることもありませんので、さらに安心できる屋根材と言えるでしょう。

デザイン的にもシックで高級感がある屋根にできるのですから、注目され始めているのも頷けるでしょう。

欠点としては、費用が少し割高な点と断熱効果を求める場合にはさらに別料金となります。

現在流行りの「ガルバリム鋼板」と比較して、是非検討してみてください