川崎市高津区のN様邸で、雨樋の部分補修を行いました。

昨年の台風で屋根のアンテナが倒れ、それが雨樋のコーナーに当たり破損してしまったそうです。

今回は、火災保険を使って、最小限で雨樋の補修を行った事例をご紹介します。

雨樋の破損状況

 

雨天時には、破損個所から雨水が漏れて、真下にある車に雨水があたりトラブルになってしまったそうです。

3Fという高さもあり、雨天時は滝のように雨水が下に流れ落ちます。

雨樋の破損は、このように雨漏り以外のトラブルが起こる原因となってしまいます。

 

川崎市高津区での雨樋補修の施工事例

 

今回、被害に合った箇所は、軒樋のコーナー箇所のみです。

施工主様のご要望で、火災保険の対象となる被害箇所のみの雨樋補修を行っています。

全体的となりますと、3F建てということもあり、仮設足場の費用や雨樋交換で費用が高額になり、実費負担も増えてしまうためです。

 

 

部分的な雨樋補修ですので、梯子などで作業できれば良いのですが、3F建ての場合には危険性が高まるため難しい状況にあります。

敷地も狭く、ビケ足場では安定性に不安がありましたので、単管足場で施工を行っています。

 

 

フェンスや外壁、サッシ廻りなどを利用して補強を行い、部分的に単管足場を組んでいきました。

 

 

足場が組み終わり、近くで雨樋の確認を行うと、大きく破損しているのがわかります。

 

 

既存の雨樋は、旧ナショナルのPC50という雨樋が使用されいました。

現在、廃盤となっているため、後継のパナソニックの「シビルスケアPC50」を使用して、部分補修を行っています。

 

 

既存の雨樋と新規雨樋をカットして、軒継ぎ手で接合して取付けていきます。

 

 

反対側は、勾配や納まりの関係で集水器と竪樋の交換まで行っています。

継ぎ手に接着ボンドを塗って仕上げていきます。

 

 

雨樋の補修が完了したら、単管足場を解体して工事の完了です

工事期間は、2人作業で一日で仕上げています。

仮設足場の組立で、「2時間」、雨樋の補修で、「15分」、仮設足場の解体と片付けで、「1時間」の作業でした。

そのほとんどは、仮設足場の作業に費やしています。

2F建てであれば、梯子でできるケースもありますので、屋根の不具合の補修に手間がかかる点は「3F建て」のデメリットといえるでしょう。

 

工事のまとめ

 

雨樋の不具合は、雨漏りなどの影響はあまりありませんが、ご近隣とトラブルになることもあり、意外と注意しなければいけない箇所です。

既存の雨樋と同等の商品があれば、部分的な補修(交換)も行えますので、早めの対策を行う事をおすすめします。

今回のように3F建ての場合には、梯子での作業はできませんので2F建ての作業と比べて予算がかかってしまいます。

状況によっては足場を利用して、一緒に他の不具合箇所のメンテナンスを行っていくのも良い選択肢といえます。

 

屋根工事のことで、気になることや、ご質問等ありましたらお気軽にご相談ください。

また、現地調査やお見積り対応も無料で行っていますので、ご希望の方はお問い合わせください。

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