横浜市緑区のS様邸にて、雨樋の交換を行いました。
今回、屋根工事を行う際に仮設足場が建つため、古くなった雨樋も一緒に交換していきました。
雨樋を丸樋から角樋に交換した施工事例をご紹介していきます。
雨樋の劣化状況
既存で設置されていた雨樋は丸型の樋でした。
現在では、角型の樋がメインで使用されていますが、昔は丸がメインでした。
丸型の樋は、自然災害の影響を受けやすく、劣化が進行すると割れたり歪んでしまいます。
とくに、雪の重みで雨樋が歪み、雨水が流れず、歪んだ箇所に雨水がたまってオーバーフローしてしまいます。
交換の目安としては、経年劣化の場合は「20年~25年」くらいがベストです。
雨樋交換の施工事例
既存の古くなった雨樋を解体撤去していきます。
解体時に、雨樋には泥や汚れがたまっていることが多いので清掃をしっかりと行っていきます。
先に軒樋の新しい金具を取付けていきます。
水糸で勾配を計算して、順々に取付を行います。
勾配が少ないと水の流れが悪くなるので注意が必要です。
逆にありすぎても、上手く取付けが出来なくなってしまいます。
取付けた金具に、新しい軒樋を取付けていきます。
材料は、「ダンラインエクセルDL55」のブラウン系の角樋を使用しました。
軒樋の継ぎ目などは、専用のボンドで固定していきます。
軒樋の取付け完了です。
同時に、雨水を下に流すための集水器を取付けていきます。
集水器と縦の樋も取付けを行い完了です。
今回は丸樋から角樋に交換を行っていますが、角樋のメリットは重厚感があり、美観が向上します。
また、自然災害の影響も丸樋と比べて強度が増すので、歪みにくくなります。
雨水の容量も多いため、多少の歪みではオーバーフローしません。
費用は、丸樋よりも少し上がりますが、交換の場合には角樋がおススメです。
取付けの工期は、約1日で仕上がります。
工事のまとめ
雨樋の工事は、基本的に仮設足場が必要です。
そのため、外壁塗装や屋根工事を行う際に一緒に施工してあげるとベストです。
足場代が重複せずにすみます。
また、自然災害での交換の場合には火災保険が適用されますので、保険屋さんに確認してみましょう。
申請が通ると、「足場代」と「被害箇所」の交換費用が保険でおります。
ですが、経年劣化での交換は適用外なので注意が必要です。
雨樋の交換時期や災害なのか経年劣化なのかの判断は難しい場合もあります。
雨樋の交換をお考えの方で、気になることやご不明点等ありましたら、お気軽に轍建築へご相談ください。