屋根リフォーム詐欺を回避するために知っておきたい事

 

屋根の専門家を名乗る訪問業者が当然来て、屋根の点検やメンテナンスを薦められる事がよくありませんか？

その訪問業者は、もちろん信頼できる業者の場合もありますが、中には詐欺まがいの屋根リフォーム業者もいるので気をつけてください。

詐欺まがいの業者に工事を依頼してしまうと、後々後悔するような事態になってしまうことが多いです。

では屋根リフォーム詐欺を回避するためにはどうしたらよいのでしょうか？

ここでは、よくある「屋根リフォームでの詐欺の手口」や「その回避方法」について紹介していきます。

リフォーム詐欺の種類やその手口

 

リフォーム関連での詐欺被害は主に４つあります。

上記が代表的な詐欺被害であり、この詐欺を行う業者は悪徳業者と言われ、その手口はシンプルです。

知識の少ない消費者を狙って、「必要のない工事」を相場よりも「高額な費用（ぼったくり）」で販売しています。

契約後は、単価を抑える為に「工期の短縮や材料の品質を下げたり（いわゆる手抜き工事）」しているのが悪徳業者の特徴です。

今ではほとんどいませんが、昔は着工金を入金したら「工事をせずに消えてしまう業者」もいたそうです。

この詐欺を行う悪徳業者は、屋根だけではなくリフォーム工事（外装、内装、水回り）などすべての工事が対象で、主に「訪問販売で活動」しています。

 

屋根リフォーム詐欺の特徴

 

リフォームの中でも、屋根リフォームに絞った詐欺で注意したいのが、「不必要な工事を薦められる」ことです。

とくに屋根は外壁などと違い、下からではみえませんので、そこを利用して消費者の不安を煽ってきます。

「今、直しておかないと大変なことになる」と言われたら、そのまま信じてしまう人も多いです。（とくにご年配の方）

ほんとうに重大な問題が起きているなら問題点を伝えてくるのは当然ですが、そこで必要以上の修理を提案してきたり、自分で屋根を破損させて修理を煽ってくる業者もいるのが屋根リフォーム営業詐欺の特徴です。

 

屋根リフォーム営業～これを言われたら要注意３選

 

屋根リフォーム詐欺を行っている業者のほとんどが、訪問販売業者です。

そのため、あの手この手で屋根の点検や契約を迫ってきます。

屋根の訪問業者が営業にきて、注意した方が良い営業トークについて解説します。

 

無料で屋根点検

 

突然やってきて、無料で屋根の点検ができると言ってくるパターンがあります。

これは屋根リフォーム詐欺の典型的な手法です。

「無料」でという言葉に弱い人は多く、ついつい頼んでしまう方が多いです。

つられて頼んでしまうと、上記で説明した「不必要な工事」を薦められてしまいますので注意しましょう。

 

近くを通ったら問題が見えた

 

「たまたま近くを通りがかったら問題が見えた」と言って訪問してくる業者もいます。

それ以外にも、近所で工事をしていた時に見えたという言い方もありますが、これも屋根リフォーム詐欺が用いる典型的なパターンです。

とくに「棟板金の釘が浮いている」、「棟板金自体が浮いている」などが多いです。

このような理由を口実に屋根の点検を申し出ててきますので、注意が必要です。

 

今なら○○引き！キャンペーン中

 

今ならキャンペーン中なので安く屋根リフォームできますと言われたら、そのチャンスを生かしたいと考えてしまう人がいます。

しかしそれ自体が、「即決を促すための営業トーク」なのです。

また、キャンペーン中だからと言って、「妙に値引き金額が大きい場合」は、手抜き工事される可能もあります。

どちらにせよ、訪問業者によるキャンペーントークは、「ぼったくりや手抜き工事」のリスクがありますので、ついつい即決せず、慎重に判断しましょう。

 

屋根リフォーム詐欺を回避するためには？

 

屋根リフォーム詐欺を回避するためには、まず「屋根に上がらせない」ことが重要です。

自分から依頼したのならともかく、突然やってきて屋根を見せてほしいと言われたら、それだけで怪しむ理由になります。

遠くから見て確認ができたと言われるかもしれませんが、屋根に起きるトラブルの多くは遠くから見ただけではわからないものばかりです。

もしも屋根に上がらせてしまい問題箇所が見つかったと言われても、「その場で契約はしない」ようにしてください。

改めて自分で探した業者に現地調査を依頼して、その上で信頼できる業者なのか詐欺業者なのかを判断しましょう。

 

まとめ

 

訪問営業自体は色々な業者が取っている手法ですが、その中には屋根点検を専門に行っている業者もいます。

積極的すぎる営業担当者が来た場合は、その時点で詐欺の可能性を疑っても良いくらいです。

もちろん詳しく話を聞いてみなければ判断はできませんが、まず疑うことを忘れないようにしましょう。

冷静になって考えれば、屋根リフォーム詐欺の手口はとてもわかりやすいです。

しかし実際に訪問された時にはそのことが頭から抜け落ちてしまい、詐欺に引っかかってしまうケースは多くあります。

重要なのは、いったん考える時間を作って冷静な判断をできるようにしましょう。