川崎市麻生区のT様邸にて、屋根葺き替え工事を行いました。
昨年の台風の影響で、瓦が「落下、破損」したため、お問い合わせを受けて対応致しました。
また、瓦屋根は重量もあるため、施主様のご要望で「軽い屋根に葺き替え」を致しました。
シングル材のリッジウェイに葺き替えを行っていきましたので、その施工事例をご紹介します。
屋根の被害状況
強風で、軒先の瓦が数枚剥がれて、落下していました。
下地の「桟木」が劣化、または腐食してくると、瓦が剥がれてしまうことがあります。
屋根葺き替えの施工事例
屋根葺き替え工事では、基本的には「仮設足場を設置」して作業を行っていきます。
今回は、温水パネルがありましたので、一緒に撤去を行っています。
足場に昇降機を設置していきます。
この昇降機を使って、瓦を下に降ろしていきます。
まずは、棟瓦を解体してから、次に桟瓦を一枚一枚解体して、下のトラックに積んでいきます。
瓦の撤去後、下地材の「桟木」まで、解体して、綺麗に屋根を清掃していきます。
下地まで解体後、新しく「構造用合板(12mm)」を増し張りしていきます。
垂木に、釘で固定していきます。
次に、「防水シート」を張っていきます。
田島ルーフィングのPカラーEX+を使用していきます。
防水シート施工後、各種役物を取付けていきます。
端部には、「ケラバ水切り」を設置します。
軒先には、「水切り」を設置します。
役物を設置後、本体を張っていきます。
本体は、「旭ファイバーグラスのリッジウェイ」を使用していきます。
軒先から順に、「リッジウェイ」を張り上げていきます。
軒先には「雪止め金具」も取付けていきます。
棟には、「ヒップアンドリッジ」を張って仕上げていきます。
ヒップアンドリッジを使用することで、棟板金と違って長期的にメンテナンスが不要となります。
工事のビフォーアフター
清掃と最終確認を行って、屋根葺き替え工事の完了です。
工事期間は、5日間でした。
工事のまとめ
瓦屋根は、劣化すると「瓦が外れて落下」したり「崩れ落ちる」ことがあります。
また、重量があるため、建物への負担は大きいです。
今回、行った工事では、耐久性の高い「シングル材のリッジウェイ」に葺き替えることで、長期的にメンテナンスが不要となり、重量も「瓦の約1/4以下」となります。
葺き替え工事なので、予算は掛かってしまいますが、メリットが大きい工事なので、是非ご検討ください。