横浜市南区のS様邸にて、破風板金工事を行いました。
今回のS様邸では、破風板に塗装を行っても直ぐに表面の塗膜が剥がれてしまうためご自身で「3年周期」で塗装をされていたそうです。
ですが、3年周期で塗装をしていたら、とても大変ですしケガのリスクもあるためおすすめできません。そこで、弊社では工事費用もそこまで高くなく、1回の修理で長期間(約20年以上)持つ破風板金工事をご提案させていただきました。
ここでは、その施工事例をご紹介いたします。
破風板金とは?
破風板金工事とは、破風板部分にガルバリウム鋼板を巻いて仕上げていく施工方法です。ガルバリウム鋼板を巻く事によって、長期間メンテナンスが不要となります。
破風板は劣化すると下地の状態が悪くなり、密着力の低下から塗膜が剥がれやすくなります。その下地に、金属板金を巻くことで、その悩みが解消されます。
板金巻き後のメンテナンスとしては、ガルバリウムも金属なので、20年前後で色あせ、30年近くなると錆の影響が出てきます。そのため、20年~30年前後で塗装が推奨されます。
破風板金工事の施工手順
施工前の状態です。表面の塗膜がまた剥がれ始めていました。
綺麗な部分は、施主様がご自身で梯子を掛けて塗装をされたそうです。
下地調整を行い、あらかじめ工場で加工した「ガルバリウム鋼板材(0.35mm)」を巻いていきます。
上記部分は正確には鼻隠しという名称で雨樋が取付けられている部位です。
板金材は破風板に釘を打って取付けていきます。軒先から順に板金材を張っていきます。
ケラバや軒天との取合い部分もしっかりとカバーして問題が無ければ完了となります。
工事期間は、「1~2日」で完工します。
※2階の板金巻き工事を行う場合は、必ず仮設足場が必要となります。
工事のまとめ
破風板は、外壁や屋根同様に雨風の影響を受けやすく、劣化スピードがとても早いです。そのため、塗装の周期としては「5年ごと」と言われています。
ですが、5年ごとに塗装をしていては、施工費や足場代などのメンテナンスコストがかかり大変です。そのため、劣化が進んだ場合は、一度の施工で長期間メンテナンス不要になる「破風板金巻き」がおすすめです。
仕上がりは重厚感があり美観も良く、もちろん耐久性もばっちりです。
破風板の劣化が進み、塗膜が直ぐに剥がれてお悩みの方は、是非破風板金工事をご検討してみてください。また、外壁や屋根の塗装を行った際に、一緒に施工していくと足場代が節約でき効率的です。