屋根を雨風から守ってくれている屋根材ですが、割れてしまうと屋根機能が損なわれる原因となってしいます。

その屋根材を予算をかけずに部分的に直す方法として、「補修・差し替え」をによる修理方法があります。

このページでは、補修・差し替えの「修理方法」や「施工事例」について掲載していますので、是非ご参考にしてください。

 

 

屋根瓦はなぜ割れてしまうのか?

 

屋根を守っている瓦ですが、突然割れてしまう事があります。瓦が割れてしまうと、そこから雨水が入り込んで、下地の「防水シート(二次防水)」を傷めてしまいます。

もちろん直ぐに雨漏りはしませんが、出来る限り早く割れた箇所を修理した方が、被害も少なくてすみます。

ですが、なぜ割れてしまうのか解説していきます。

経年劣化

経年劣化による割れが多い瓦として「化粧スレート(コロニアル)」「セメント瓦」です。

主に、材質にセメントが多く含まれている上記2つは、劣化すると雨水を吸収して「膨張・収縮」を繰り返し割れやすくなります。

また、化粧スレートで「ニチハのパミール」という商品は、「8~10年」表面がボロボロと剥がれて、割れてしまうものもあります。

このパミールの場合は、「アスベスト入り」から「ノンアスベスト材」に切り替わったときの商品で、不具合が出やすいため、修理ではなく全体的な屋根リフォームを推奨します。

自然災害

台風や強風などで、「アンテナや屋根の役物、飛来物、木の枝」などの接触が原因で割れてしまうことがあります。

とくに、強風でアンテナが倒れたり、棟板金の剥がれ、棟瓦が崩れて、割れてしまいます。

スレート瓦の場合は、経年劣化が原因で浮いていたものが「風圧」で割れたり、「施工不良」が原因で留め釘の固定が甘く剥がれてしまうケースもあります。

踏み割れ

 

踏み割れとは、職人が屋根に上った際に、屋根材を踏んで割れてしまう事です。

屋根は、踏み場所によっては割れやすい箇所があり、「作業中や点検中」職人が気付かづに割ってしまうケースも多いです。

アンテナを取付ける際に、電気屋さんが割ってしまっていることがよくあります。

スレート瓦やセメント瓦は、とくに割れやすいので、作業を行う場合には注意が必要となります。

 

屋根瓦の修理方法

 

屋根瓦の修理方法は、軽度のひび割れの場合は「コーキングによる補修」を行い、完全に割れてしまっている場合は「割れた箇所を差し替え(交換)」ていきます。

ただ注意点として、差し替えを行う場合には「同等の瓦・屋根材」がないと差し替え(交換)ることができません。

とくに昔流行した「セメント瓦、モ二エル瓦」や特殊な「洋瓦」などの場合、同等の瓦が無いケースが多く、コーキングや板金で補修を行っていくか、もしくはその面だけ葺き替えを行はなくてはいけないこともあります。

瓦のコーキング補修

軽度のひび割れであれば、粘土瓦は「セメダイン」、スレート瓦であれば、塗装可能な「変成シリコン」を使用して、「コーキングで補修」を行う事が出来ます。

ですが、コーキングで補修を行うと、補修箇所が目立ちますし、汚れも付着しやすいです。

可能であれば、コーキング補修後に一緒に屋根塗装を行ってあげるとベストです。

瓦の差し替え

コーキングによる補修ができないほど割れている場合は、「瓦を差し替え(交換)」していきます。

粘土瓦の場合は、同等の平瓦を用意し、現場でサンダーなどで削って大きさを調整してから差し込んでいきます。

スレート瓦の場合は、同じ大きさ・形状のものを用意して、隙間に差し込んでコーキングで固定していきます。

瓦が重なり合っているため、釘等で取付けができないため、コーキングでの固定となります。

しっかりと施工を行う場合、上部(棟板金)から解体して「葺き直す」必要があり、費用もそれなりにかかります。

板金カバー

スレート瓦限定ですが、同等の商品が無い、予算を抑えたい、直ぐに修理を希望される場合に「板金をカバー」して補修する方法もあります。

ガルバリウム鋼板材を、割れた箇所と同じ大きさに加工して、隙間に差し込みコーキングで固定して取付けていきます。

材質が違うので、スレート瓦の色によっては補修箇所が目立つ点だけ注意が必要です。

 

屋根瓦修理、差し替えの施工事例一覧

 

 

最後に

 

屋根の瓦は、雨や風、紫外線から建物を守る重要な役目があります。

この屋根瓦が、経年劣化や自然災害で割れてしまった場合には、2次被害(雨漏り)を防ぐためにも、早めの修理をおすすめいたします。

また屋根は見えにくいので、全体的にどのような状況になっているのか、わからない方も多いと思います。

見えない箇所が、割れていたり剥がれていることもありますので、一緒に全体的に点検を行っておくと安心です。

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