横浜市旭区のS様邸で、雨樋交換工事を行いました。
今回は、屋根カバー工事で仮設足場が建つため、一緒に劣化した雨樋の交換も行っていきました。
新しくアーバントップ(Σ90)に交換していきましたので、その施工事例をご紹介します。
雨樋の劣化状況
築20年過ぎで、雨樋の吊り金具が錆びて劣化していました。
雨樋は塗装されていましたが、吊り金具のメンテナンスは通常されません。
そのため、錆による劣化で傷み、雨樋が歪んだり外れる原因となってしまいます。
素材にもよりますが、「鉄・亜鉛系」はこのように錆びやすいので注意が必要です。
雨樋交換工事の施工事例
屋根工事で設置した仮設足場を使って工事を行っていきます。
2F作業の雨樋交換は、仮設足場の設置が必須となります。
まず、古い雨樋と吊り金具を解体していきます。
解体後、破風板の下地(吊り金具の釘穴)を穴埋め補修していきます。
次に、新しい吊り金具を水糸を使って、取付けていきます。
取付けた吊り金具に新しい雨樋を取付けいきます。
新しい雨樋は、積水化学工業のアーバントップ(Σ90)です。
アーバントップは、シンプルでスタンダードなデザイン性です。
色は、シンチャを使っています。
そのほか、「クロ、ホワイト、ベージュ、ブラウン、グレー」があります。
軒樋取付け後、竪の樋を取付けていきます。
でんでん(金具)に丸樋を固定して取付けます。
軒樋に取り付けた集水器(集水桝)に竪樋を取付け、ボンドで各種接着していきます。
竪樋取付け後、最終確認を行い、清掃を行って完了です。
工事期間は、解体から取付けまで1日で仕上がりました。
工事のまとめ
雨樋のメンテナンスは、10年ごとに塗装を行い、20~30年を目安に交換がおすすめです。
今回のように、雨樋が「塩ビ素材で鉄系の吊り金具」の場合は、20年過ぎに交換しても早す過ぎることはありません。
雨樋が金属系や高耐候の素材で、金具がステンレスやアルミ、ポリカなどの場合はまだ様子をみても問題ないかと思います。
新しく雨樋を交換する場合は素材により耐久性が変わってくるので、「素材や吊り金具の種類」も比較して選んでいくと良いでしょう。
ですが、耐久性が高い商品ほど単価も高くなりますので、将来的なランニングコストを考えてご検討ください。