相模原市中央区のS様邸にて、スレート屋根材の交換(差し替え)を行いました。
強風時に「屋根から屋根材が落ちてきた」というお問い合わせを受けて対応させていただきました。
今回は、落ちて割れてしまった屋根材の交換を2か所とその後、塗装で仕上げています。
ここでは、その施工事例ご紹介します。
屋根材の被害状況
屋根材が劣化してひび割れが発生した後に、さらに悪化して割れて落下したものと思われます。
上記以外にもひび割れが深く、部分的に欠けていた箇所の交換を行っていきました。
スレート屋根交換(差し替え)工事の施工事例
スレート屋根を交換する際に、交換する箇所によって施工方法が変わってきます。
棟板金の取合い部にある屋根材は棟板金を解体してから、新しく屋根材を張って仕上げていきます。
屋根の中間部にある屋根材は棟から剥がしていくと手間と時間を要してしまうため、基本的に差し替えという形で、一枚だけ解体して、新しい屋根材を差し込む形で仕上げていきます。
スレート交換
まずは、スレート屋根材を取外すため、既存の棟板金を解体していきます。
棟板金解体後に、スレート屋根材の釘を外してスレート屋根材を取外していきます。
ビス穴にコーキングで防水処理を行った後、新しいスレート屋根材を取付けていきます。
その後、また棟板金をもとに戻して、スレート屋根材の交換完了となります。
スレート差し替え
まず、スレーターズリッパーという道具を使用して、屋根材を取外していきます。
上記道具を使用することで、スレート屋根材一枚だけ外せます。
新しい屋根材の取付けに釘打ちができないため、コーキングを塗って取付けていきます。旧釘穴には、可能な範囲でコーキングを行い穴埋めしていきます。
コーキングを塗った後にスレート屋根材を差し込んでいきます。
接着が乾いて固定されたことを確認して、作業完了となります。
屋根の中間部に屋根材の交換は、上部の屋根材から何枚も剥がさなければいけないため、人件費がかかってしまいます。
一枚だけ修理したい場合(修理費用を抑えたい方)には差し替えがおすすめです。
ただし、旧釘穴がそのまま残ってしまうため、それが多少リスクになる点は注意が必要です。
最後に
スレート屋根材は経年劣化すると、ひび割れて落下するリスクがあります。
そのため、定期的に塗装などのメンテナンスが必要となります。今回のように、部分的に割れてしまった場合には一枚だけ交換することも可能です。
施工箇所によりますが、交換か差し替えを行い修理します。ただし、どちらもそれぞれメリット、デメリットありますので、状況によってよく検討してから施工方法の選択をおすすめ致します。