
相模原市M様邸にて、屋根葺き替え工事を行いました。
瓦の割れや漆喰の剥がれなど瓦屋根の経年劣化が進んできたため、そのメンテナンスのご依頼を受けて対応させていただきました。
今回は、全体的な経年劣化から先々を考えて、瓦屋根を軽量屋根材に葺き替える工事を行っていきました。
ここではその施工事例をご紹介します。
屋根瓦の劣化状況

アンテナの転倒により、瓦材が何枚が割れてしまい、防水シートを傷めている状況でした。

そのほか、棟瓦の銅線が切れて、瓦の固定がされていない箇所がありました。

また、棟瓦の葺き土を保護するための漆喰が剥がれていました。
屋根葺き替え工事の施工時
上屋根

まずは、既存の瓦と桟木を解体して処分していきます。

瓦材撤去後、新しい下地材(構造用合板12mm)を張っていきます。

構造用合板の上に新しい防水シートを張っていきます。

防水シート張り後、新しい屋根材を張っていきます。新しい屋根材は「オークリッジスーパー」を使用していきました。
オークリッジスーパーは長期保証が付いた安心できる屋根材となります。
屋根材を張った後、棟板金の下地を取付けていきます。

下地材に棟包みを取付けて、上屋根の施工完了となります。
下屋根

下屋根も同様に瓦を解体して、下地材(構造用合板12mm)を張っていきます。

その上に防水シートを張っていきます。

新しい屋根材を張り、壁際に下地材を取付けていきます。

下地材に板金材を取付け、コーキングで防水処理していきます。

清掃を行い、問題が無ければ施工完了となります。
破風板金工事の施工事例

既存の破風板は雨水を吸って歪んでおり、表面の塗膜も剥がれている状況でした。
この状況で塗装を行っても塗膜が剥がれやすく効果が期待できないため、板金材で仕上げていきました。

破風板にSGL鋼板(スーパーガルバリウム鋼板)を巻いていきます。
屋根葺き替え工事のビフォーアフター




工事期間は8日間でした。
屋根を葺き替えることで、屋根の重さが軽くなり、不具合箇所の改善、長期的にメンテナンス不要、美観も良くなりました。
最後に
瓦屋根はその重量から地震による影響が大きいと言われています。
実際に大地震で倒壊したほとんどの家は瓦屋のお宅となります。そのほか、年数の経過とともに瓦のずれや漆喰の劣化なども生じてきます。
ある程度築年数が経ち、メンテナンスが必要となりましたら、軽量屋根材への葺き替えもご検討してみてください。







