町田市のO様邸にて、コロニアル屋根の葺き替え工事を行いました。
大雨の際に2階天井から雨漏りが発生したため、その修理のお問い合わせを受けて対応させていただきました。
確認を行うと、防水シートの破れが原因で雨漏りが発生しており、全体的に劣化も進んでいたため、先々も考えて全体的に葺き替えを行っていきました。
ここでは、その施工事例をご紹介します。
屋根雨漏りの状況
大雨時に天井から雨漏りが発生して、天井に雨染みと天井材が剥がれかけている状況でした。
原因は棟板金の浮きからの雨水の侵入とその下地の防水の劣化により雨漏りが発生していました。
また、前回の屋根塗装の際に縁切りを行っていなかったため、塗膜で屋根材の隙間が塞がり、雨水の逃げ道が無くなってしまったことも原因の一つでした。
屋根葺き替え工事の施工事例
上屋根
まずは棟包みを解体していきます。
棟包みの下地の貫板も解体していきます。
棟板金解体後、コロニアル屋根材を解体していきます。
コロニアル屋根材をすべて剥がし、下地の状態を確認していきます。
雨漏り箇所付近の防水シートが破れ、木下地の色も変色している箇所があり、雨水はここから侵入していたと思われます。
下地調整を行い、新しい構造用合板を張っていきます。
その上に新しい防水シートを張っていきます。
防水シート張り後、新しい屋根材を張り、棟板金の樹脂板を取付けていきます。
新しい屋根材はアイジー工業のスーパーガルテクトを使用していきました。
樹脂下地の上に新しい棟包みをビスで留めていきます。
棟包みや各種取合いをコーキングで仕上げて、清掃を行い完了となります。
下屋根
下屋根施工前となります。上屋根を施工するため、一緒に葺き替えを行っていきました。
コロニアル屋根を解体して、新しい下地材を張っていきます。
防水シートを張り、新しい屋根材を張り、樹脂板を取付けていきます。
壁部取合いに雨押え板金を取付け、コーキング処理を行い施工完了となります。
屋根葺き替え工事のビフォーアフター
工事期間は5日間でした。
葺き替えを行うことで、雨漏りが改善でき、美観、屋根の耐久性が向上しました。
最後に
屋根からの雨漏りは、下地の防水シートの劣化により発生します。改善させるには、防水シートを張替える必要があります。
防水シートを張替えるためには、既存の屋根材を剥がす必要があり、そのため修理方法の選択肢は「屋根葺き替え工事」もしくは「カバー工法」となります。塗装では改善できないため注意が必要です。
防水シートの劣化は老朽化が原因であることがほとんどですので、全体的なメンテナンスを視野に入れて、屋根リフォームをご検討してみてください。