横浜市港南区のO様邸にて、雨樋交換工事を行いました。
屋根の葺き替えを行う際に、足場を設置したため、一緒に施工を行っていきました。
今回は全交換ではなく、劣化がある軒樋のみ交換しています。
その施工事例をご紹介していきます。
雨樋の劣化状況
雨樋の経年劣化によって、コーナー部に雨水が溜まっていました。
よくある事例で、コーナー部分が下がって集水桝に上手く流れず、このような状況になってしまいます。
こちらも、雨樋が逆勾配になっており、集水器に雨水が流れず溜まっていました。
そのほか、雨樋が割れて傷んでいる箇所もありました。
このような割れから雨水が漏れ出して、下部に流れ落ちてきます。
上記の劣化もあり、仮設足場があるうちに、まとめて雨樋を交換していく形となりました。
雨樋交換工事の施工事例
まずは、既存の軒樋と吊り金具を撤去していきます。
金具の解体を行うと、旧塗膜も剥がれてしまいます。
見栄えの低下につながりますので、下地調整して部分的に塗装していきます。
下地調整後、新しい吊り金具を取付けていきます。
吊り金具取付け後に、新しい雨樋を設置していきます。
新しい雨樋は、エスロンのアーバントップ「Σ90」を使っていきます。
新しい雨樋を吊り金具に設置して、ジョイントに接着剤を塗って仕上げていきます。
集水桝も新しく交換して設置していきます。
竪樋はそのまま既存のものを利用して、専用の部材で接合していきます。
竪樋は軒樋に比べて傷みが少なく、そのまま利用できるケースも多いです。
基本的には交換した方が良いですが、少しでも予算を抑えたい場合には竪樋を残して施工することも可能です。
最終確認と清掃を行い、問題なければ雨樋交換工事の完了となります。
工事期間は、解体から取付まで1日作業となります。
最後に
雨樋の劣化は、雨水の漏れ(オーバーフロー)などがない限り、普段気づくことが少ない箇所です。
しかし、内部を確認すると雨水が溜まっていたり、雨が降った後に確認すると漏れていることよくあります。
気づかない事が多いですが、このように雨樋も日々劣化が進んでいます。
ただ、多少の溜まりや漏れであれば、生活に支障ありませんので、何かの工事とまとめて行うと効率的です。
今回のように仮設足場が建つ際に、雨樋も確認して問題があるようでしたら、一緒に交換の検討をおすすめ致します。