横浜市港北区のS様邸にて、雨樋交換工事を行いました。
雪害の影響で、雨樋が破損していため、火災保険を使って施工しています。
火災保険が適用されると、仮設足場の費用と対象被害箇所の交換代金がまかなえます。
今回は、その足場を利用して、全体的に交換を行っていきましたので、その施工事例をご紹介します。
雨樋の劣化状況
雪の重みで、雨樋が破損して雨漏れが発生していました。
雨樋が割れると、滝のように雨水が流れ出てきますので、騒音問題や破風板や軒天が傷みやすくなります。
雨樋交換工事の施工事例
まずは、既存の雨樋と吊り金具を解体していきます。
解体後は、化粧板の下地調整と清掃を行っていきます。
雨樋取付け前に塗装を行う事が多いですが、今回は化粧板にガルバリウム鋼板を巻いて仕上げています。
塗装よりも板金を巻いてしまった方が長持ちします。
板金仕上げ後に、新しい吊具を取付けていきます。
吊具は、ポリカ―ボネートなので、積雪や強風にも強い素材です。
今回使用した雨樋は、「パナソニックのサーフェスケアFS-I型」です。
サーフェスケアは、通常タイプの塩ビ雨樋よりも「高耐候性仕様」となっております。
そのため、色あせや変形がしにくく、長期的に長持ちします。
また、意匠性も高く、取付け後は重厚感のある上質な仕上がりとなります。
新しい軒樋を吊具に取付けていきます。
軒樋の取付けと同時進行で、竪樋用の固定金具(ステンレス製)を取付けます。
軒樋と同メーカーで同材質(高耐候性仕様)の「竪樋(パナソニックのPC30)」を取付けていきます。
集水器を取付けて、竪樋を接合していきます。
その後、最終確認を行い、完了となります。
雨樋交換工事のビフォーアフター
工事期間は、2日間でした。
軒樋はブラック色を使い、新しい外壁と屋根材の色にマッチした仕上がりとなっています。
工事のまとめ
雨樋は、経年劣化よりも自然災害によって、もっとも被害を受けやすい箇所です。
とくに積雪や台風シーズンがくると、被害に合いやすため注意が必要です。
被害に合われた場合は、加入している保険会社に連絡を取り、保険が対象となるか確認を取りましょう。
対象の場合は、仮設足場費用と対象箇所の工事が保険費用で修理できます。
その際に、プラスで自己負担になってしまいますが、通常の雨樋よりもデザイン性が良いものや耐久性の良いものが数多くありますので、いろいろ比べてみてください。
雨樋は意外と、外観のイメージを左右する箇所であり、すこしでも耐久性が高い方が将来的なランニングコストを抑えることができます。
もし雨樋の「保険申請手順や方法」、また「交換費用のお見積もり」、「商品の種類」の事について、ご質問等ありましたら、お気軽に轍建築までお問い合わせください。