屋根施工前

 

鎌倉市のU様邸にて、屋根葺き替え工事を行いました。

U様邸は鎌倉市でも海沿いのエリアのため、塩害の影響を受けて屋根材が錆びて穴が空いておりました。

そのほか屋根から雨漏りも発生しており、下地からやり直す必要があったため、今回は葺き替え工事を行う形となりました。ここでは、その施工事例をご紹介します

屋根材の劣化状況

雪止めの錆

 

塩害の影響で鉄部の雪止めが錆びていました。

錆が酷く、留め具が外れており、一か所落下していました。

 

屋根材の錆

 

雪止めの錆が屋根材にも広がり、錆びて穴が空いていました。この状況では錆びた穴から雨水が入り込み、雨漏りの原因になってしまいます。

 

雨漏り箇所

 

そのほか、破風板の劣化から隙間が生じて、そこから雨漏りが発生していました。

 

屋根葺き替え工事の施工事例

屋根材解体

 

まずは、既存の屋根材を解体していきます。

 

野地板張り

 

屋根材解体後に、新しい木下地(構造用合板)を張っていきます。

 

防水シート張り

 

その木下地の上に防水シート(改質アスファルトルーフィング)を張っていきます。

 

屋根材本張り

 

防水シートを張った後、新しい屋根材を張っていきます。

今回は、既存と同じ縦張りの屋根材を使っていきました。商品は月星商事のタフビームです。

シンプルな形状の縦張りのガルバリウム鋼板材で雨から屋根を守ります。

 

雪止め取付け

 

屋根材取付け後、新しい雪止め金具を取付けていきます。今度の雪止めは錆に強いステンレス系の素材です。

塩害に強いため長期間の耐久性が期待できます。

 

破風板の劣化

 

屋根完了後に、破風板の施工を行っていきます。

既存の破風板は表面の劣化が酷いため塗装ではなく、板金を巻いて仕上げました。

板金を巻くことで、塗装のように剥がれる事はなく、こちらも長期間の耐久性が期待できます。

 

破風板金仕上がり

 

あらかじめ工場で加工したガルバリウム鋼板材を釘留めで張っていきます。

板金施工後に塗装で仕上げていきました。

 

屋根、破風板金

 

最後に最終確認と清掃を行って工事完了となります。

 

屋根葺き替え工事のビフォーアフター

 

■施工前屋根施工前
■施工後屋根仕上がり
■施工前雨漏り箇所
■施工後板金補修

工事期間は5日間でした。

屋根の葺き替えと破風板金巻きを行うことで、美観が良くなり雨漏りも改善できました。とくに塩害地域ですので、耐久性のの高い材料を使用することで、長期的に安心して生活ができます

 

最後に

 

海沿いの建物は潮風の影響で、鉄部は他の地域よりの2~3年早く劣化してしまいます。

そのため、メンテンナスも2~3年早めに行わなくてはなりません。放置してしまうと雨漏りリスクが年々高まります。

気づいた段階で、早めに工事の検討をおすすめいたします

 

轍建築では、鎌倉市で屋根修理、屋根リフォームを行っております。屋根の事で気になることやお困りごとがありましたら、小さなことでもお気軽にご相談ください。

現地調査、見積もりは無料で行っておりますので、こちらもご相談お問い合わせください。