dsc08217

 

外壁以外の木部や鉄部分などのことを「付帯部」といいます。

この付帯部分も、年数が経つと外壁同様に劣化して「塗膜の剥離やサビ」などが発生します。

そのため、外壁と一緒に塗装を行っていくのが一般的です。

付帯部の劣化を放置してしまうと、木や鉄は腐食してしまい、最悪は雨漏りの原因にもなってしまいます。

そんな付帯部について、細かくご紹介していきます。

外壁以外の付帯部とは?

 

付帯箇所

破風板、軒天、雨樋、窓枠、霧除け(庇)、戸袋、雨戸、シャッターBOX、面格子、濡れ縁、水切り、換気フード、軒天換気口、帯板、鉄骨階段、玄関周り、玄関扉、ベランダ笠木、手すり

などなどです。

素材は木鉄以外にも「塩ビ、窯業、金属、ケイカル」などがあります。

最近では、アルミ製のものが増えているため、付帯部の塗装箇所も減ってきています。

 

付帯部の塗装時期は?

木部、窯業、ケイカル板の剥離

■木部系dsc07903
■窯業系

木部や窯業系が剥離してくると目立つため、劣化状況がわかりやすい場所ではないでしょうか。

日当たりの良い箇所が、とくに表面の塗膜が剥がれやすく、見栄えも良くないです。

このように塗膜が剥離していた場合、防水性がないので塗装によるメンテナンスが必要となってきます。

鉄部のサビ

dsc08180

 

トタンなどの鉄部は、「6~8年」で、サビによる劣化が発生します。

塩害地域では、とくに劣化が早いため注意が必要です。

サビを放置すると、腐食して穴が空いてしまいます。

このようなサビが出てきたら、塗装によるメンテナンス時期です。

しっかりと「サビを削って、サビ止めを塗り、塗装して」仕上げていきます。

塩ビの劣化

 

雨樋の素材は「塩ビ」のものが多く、腐食はしないものの、日焼けによって割れたり、カビや汚れが付着して美観を損ないます。

長期間メンテンナンスをしなくても問題はありませんが、汚れていると目立つ箇所なので、一緒に塗装を行った方が全体的に綺麗に仕上がります。

 

施工事例

木部の塗装

image1
【下地調整】
研磨パットで、旧塗膜をしっかりと落として、下地調整を行っていきます。
image2
【下塗り】

下塗りにシーラーや錆止めを入れていきます。

 

image4-1
【上塗り】
下塗り後に「上塗り」を入れていきます。下地の状態によって、2~3回塗りと調整していきます。

材料はウレタン系塗料で仕上げていくことが多いです。

鉄部の塗装

【下地調整】
研磨パッドを使用して、トタン部分を磨いていきます。
旧塗膜が残っている場合には、「皮すき」などで、削って取り除きます。
【下塗り】
トタンの下塗り材は、「サビ止め」が主流です。
錆びによる劣化を抑えます。
【上塗り】
仕上げに、上塗りを行っていきます。
雨風の影響が少ない箇所は、1回塗りで仕上げることが多いですが、状況をみて2回塗っていきます。
木部同様に、ウレタン系塗料で仕上げることが多いです。

付帯部塗装のビフォーアフター

Beforeimg_5410
after
dsc08246

 

最後に

 

付帯部も外壁と同様に、年数が経つと塗装によるメンテナンスが必要な箇所です。

定期的に塗装しないと、腐食して雨漏りの原因にもなってしまいます。

また付帯部は、日当たりなどにもよりますが、外壁よりも早く劣化します

塗装してから、「6年」ほどで塗膜が剥がれてくることもありますので、状況によっては外壁とは別に付帯部のみ塗装が必要な場合もでてきます。

外壁が大丈夫でも付帯部が劣化していたら、付帯部だけでも塗装のご検討をおすすめいたします。

外壁リフォームTOP>>