シロアリ

 

雨漏りはお家に大きな被害をもたらす重大な問題ですが、さらに二次被害として有名なのが「シロアリ」の発生です。

シロアリが発生すると被害はより深刻になり、大規模なリフォーム費用が発生することがあります。

ですが、なぜ雨漏りするとシロアリ発生の原因となるのでしょうか?

また、発生してしまった「雨漏りやシロアリの修理や駆除」を行った場合の費用はどれくらいになるのか気になる方も多いと思います。

ここでは、雨漏りとシロアリの関係性と、その修理費用について解説していきます。

雨漏りがシロアリ発生の原因になる理由とは?

シロアリ被害

雨漏りするとシロアリが発生する理由として、シロアリは湿った木材を好む虫だからです。

雨漏りすると水分が徐々に構造部分に侵入していきます。

すると木材に含まれる「セルロース」や「リグニン」といった物質を分解する「木材腐朽菌」が繁殖していきます。

これだけでも木材は腐食して弱くなっていきますが、湿気を含み腐った木材シロアリにとって非常に魅力的な住処(環境)となります。

そのため、湿って腐った木材に次々と集まってくるため、シロアリ発生の原因となってくるのです。

集まったシロアリは木材を次々に食べつくし、被害は広がっていきます。

 

雨漏り修理とシロアリ駆除にかかる費用は?

 

雨漏りとシロアリが同時に発生している場合には、そのどちらも徹底的に修理する必要があります。

どちらも放置しておけばさらに甚大な被害をもたらす恐れがあるからです。

ではこの二つにはどのくらいの費用がかかるのでしょうか?

 

雨漏り修理費用

屋根雨漏り修理

 

雨漏り修理は、屋根・外壁・ベランダなど、どの箇所から雨漏れしたかによって、施工方法や費用が変わってきます。

さらに「簡易的に修理すれば良いというケース」と「大規模なリフォームを必要とするケース」があり、施工範囲によっても大きく費用が左右されます。

雨漏り修理方法についてはこちら>>

 

簡易的な修理費用:「2万円~10万円」

リフォーム工事費用:「30万円~200万円」

シロアリ駆除の費用

床下調査

 

シロアリ駆除の方法は、主に床下などに薬剤や消毒を行って対処していきます。

薬剤や消毒は、もっとも効果的な方法で即効性があります。

ですが、シロアリ駆除を行うだけですので、すでに被害に合った箇所(木材)などの修理は含まれませんので注意が必要です。

 

シロアリ駆除費用相場:「6,000円~9,000円/坪」

 

シロアリを放置するとどうなってしまう?

木材の腐食

 

シロアリが家に被害をもたらすことはわかっていますが、そんなに大規模なものでもないだろうと思っている方もいます。

しかしシロアリを見つけたらすぐに駆除を考えるべきです。

シロアリは繁殖力がとても強く、一つの巣に数百万の個体が生息していることもあります。

もしシロアリが1万匹いると、1年間に「約250g」の木材が食べられてしまうと言われています。

もし仮に100万匹のシロアリがいれば、1年間に失われる木材は「25kg」にもなります。

数年間放置しておくだけで柱が丸ごとなくなってしまったり、土台や天井が食われてさらなる雨漏りや害虫の侵入を許してしまうかもしれません。

シロアリに怯える人達

日本は地震大国であるため、シロアリによる家の「耐震強度の低下」も心配です。

土台が侵食されれば家が倒壊してしまう恐れがあり、その修繕費用も比例して高額になっていくでしょう。

このような事態を防ぐためにも、雨漏りやシロアリが発生しないように「雨漏り対策(定期的なメンテナンス)」を行い、万が一雨漏りやシロアリが発生した場合には、「早急に対処」することが重要です。

 

まとめ

 

雨漏りとシロアリには密接な関係があるため、どちらの兆候を発見したとしてもすぐに対処することが必要になります。

後回しにすればするほど被害は拡大し、より出費がかさんでいきます

大切なお家を守るためにも、早め早めの対処をするようにしましょう。