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①屋根

 

建物の一番上(最上面)にあるのが屋根です。

雨や風、日光、雪などを遮り、お家を守ります。

屋根が、雨風の影響を一番受けて劣化しやすい箇所です。

 

②棟板金・換気棟

 

屋根の面と面がちょうど重なり合う一番上の、板金材を棟板金といいます。

その棟板金と同じ場所に設置されている板金材を「換気棟」といいます。

屋根内部の換気を良くするために取付けてある板金材で、湿気や熱気の逃げ道を作っています。

棟板金は、内部の木下地が劣化(腐食)して釘が緩み、台風時に板金材が飛んでしまうケースが多いので注意が必要です。

 

③破風板

 

屋根の側面に取付けている板の事を破風板といいます。

雨や風を屋根の内部に入らない様に防ぐ役目を持っています。

昔はラワン材を使用しておりましたが、劣化(剥離や腐食)しやすいため、最近では化粧材や窯業系素材のものが多いです。

塗装によるメンテナンス以外にも、板金でカバーする施工方法もあります。

 

④雨樋

 

雨樋は屋根から流れ出た水を集めて、地上に雨水を流す役目をしています。

経年劣化で割れたり、大雪時に雪の重みで歪んだり剥がれたりします

 

⑤ソーラーパネル

 

太陽光で発電を行うパネルの事です。

光熱費を削減できて、電気を売ってお金に換えることができます。

デメリットは初期費用が高いのと、パネルをつけると、屋根リフォームを行う場合に脱着が必要となります

脱着すると高額な費用がかかってしまうため、取付けする時期には慎重な判断が必要です。

 

⑥軒天

 

屋根の裏側に張ってある、板材のベニヤ・化粧板の事を軒天といいます。

材料はベニヤやケイカル板などで仕上げていきます。

また、軒天に軒天換気口を取付けると屋根裏の換気がよくなります。

経年劣化で剥がれたり、穴が空いたりします

 

⑦外壁

 

外側の壁で、雨や風からお家を守る壁面を外壁といいます。

この外壁材により、お家の耐久性、断熱性、耐熱性、遮音性、快適性能が変わってくる重要な部分です。

経年劣化でひび割れや、コケや汚れ、塗膜の劣化が出てきます

 

⑧バルコニー・笠木

 

建物の外に張り出した、洗濯物などを干す空間をバルコニー、またはベランダといいます。

上記写真の場合では、屋根が無いのでバルコニーで、屋根があるものをベランダといいます。

ベランダ手すりの下部分の頂部に取付けるアルミまたは板金材の部分を笠木といいます。

ベランダ床、この笠木が雨風の影響を受けて雨漏りが多く発生する箇所です

 

⑨シャッターBOX

 

シャッターを巻き上げ収納する箇所をシャッターBOXといいます。

昔は雨戸・戸袋タイプの使用が多いですが、最近では防犯のためにシャッターでの使用が増えています。

シャッターBOXの材料は鉄でできているものが多く、劣化すると錆びてしまいます

 

⑩霧除け庇

 

雨や霧を防ぐために、窓の上についている、小さな屋根を霧除け庇といいます。

材料によっては劣化しますので塗装によるメンテナンスが必要です

 

⑪窓・サッシ

 

ガラスを窓枠にはめ込んで用いた建具の事を窓やサッシと呼びます。

採光によく明るくはなりますが、このサッシが多いと耐震性や、断熱性が弱点なので注意が必要です。

メンテナンスはとくに不要です。

 

まとめ

 

一般住宅の建物には、それぞれ名称があり、役割があります。

その役割も年数が経過して劣化してしまうと、その機能が損なわれてしまいます。

そのため、定期的にリフォームやメンテナンスを行う必要があるのです

現在では、アルミなどメンテナンス不要な部材も多くなってはいますが、基本的は「鉄や木、化粧板、窯業系」の素材が多いです。

8年~10年を目安に塗装を行う必要があり、放置すると「雨漏りの原因」になるため、注意が必要です。

メンテナンス時期がきたら、全体的に点検調査を行い、必要であれば最適なリフォーム工事をご検討してみてください。